メタリカからベビーメタルまで、2016年絶対聴くべきメタルアルバム25選

スーパージョイント / Superjoint
null
フィリップ・アンセルモ率いるスラッジコアなバンド、スーパージョイント・リチュアルはそのバンド名を法的な理由で、スーパージョイントに短縮した。2015年の再結成ツアーの後、2003年の『A Lethal Dose of American Hatred』以来初となるアルバム作りを開始している。ドラムとギターパートの大部分は完成し、アンセルモは既に4曲の歌詞も書き終えている。2016年1月には、ギターのレコードと残りのボーカル(今作では初めて、ドラッグ中毒者の生き地獄のような生活がテーマとならない)に取り組んだ模様。「またまた俺がドラッグを美化するなんて、ありえない。」とアンセルモは2016年の初夏にリリース予定のアルバムについて話す。そして「そのテーマは完全に避けたいんだ。だってもう俺も他のメンバーも関係のないことだから。俺らは今でもやばいほどクレイジーだけど、俺たちの体にもう薬は流れてないさ。でも俺らはまだ毒を持っていると思ってるんだ。」と続けた。


ドリーム・シアター / Dream Theater
null
どんな最強プログレッシブメタルバンドでも直面する最大のチャレンジと言えば、おそらくさらに最強なバンドになることだろう。いまだかつてなく野心的なドリーム・シアターは、2016年1月29日発売の通算13枚目となるダブルコンセプトアルバム『ジ・アストニッシング』で、その挑戦に挑んでいる。壮大でアシメトリックでありながら、あくまでもメロディアスなサウンド。今作は『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ターミネーター』などからインスピレーションを受けているという。ツアーでは、アルバム全曲を披露する予定だ。ギターのジョン・ペトルーシは「俺らのモットーは引き続き、ドリーム・シアターのファンに楽しみにできることを与えて、可能な限りいろんなレベルでエンジョイしてもらえるように努力すること。この約束に応えれていたら嬉しい。」


キルスウィッチ・エンゲイジ / Killswitch Engage
null
メタルコアの先駆者キルスウィッチ・エンゲイジが、2016年3月にニューアルバム『インカーネイト』をリリースする。オリジナルメンバーのボーカル、ジェシー・リーチが2012年に戻ってきてから2作目となる。2015年1月より曲作りに取りかかってきたバンドだが、その6か月後には13曲の骨組みが完成していたという。高速でハードなリフを刻むギターとヘヴィなビートが特徴的な2013年の『ディスアーム・ザ・ディセント』と対照的に、『インカーネイト』はよりダークで陰気なサウンドとなっている。「俺たちはエネルギーを溢れ出させたかったけど、もっとメロディアスなディープなサウンドにもしたかったんだ。」とギタリストでプロデューサーのアダム・デュトキエヴィッチは話す。「常にハードコアである必要はないんだ。」ニューアルバムは彼らのロードランナー・レコードからの最後のアルバムとなる。広く開かれているキルスウィッチ・エンゲイジの未来。「次にどうなるかってことを心配する前に、次作をどうするかって問題を解決するんだ。」とデュトキエヴィッチは続けた。

Translation by Miori Aien

Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE