デヴィッド・ボウイの隠れた名曲ベスト10

ANDY GREENE | 2016/01/19 17:00

| Photo: (Photo by Rob Verhorst/Redferns/Getty) |

『ステイション・トゥ・ステイション』『ファイヴ・イヤーズ』『流砂』を超える人気ソングは?

デヴィッド・ボウイは2015年10月、久しぶりに表舞台に帰ってきた。6話構成のヨーロッパの新ドラマ『The Last Panthers』に向けて書き下ろした、オリジナル・テーマ曲を発表したのだ。この曲は、『レッツ・ダンス』や『ヤング・アメリカンズ』のような特大ヒットは見込めないが、そもそもこれらはボウイの膨大な楽曲リストのなかでも極めて例外なのである。彼の作品のほとんどは、ラジオで流れることもなければ、カラオケバーで聞くこともない。しかし、爆発的にヒットしたひと握りの楽曲に劣らぬ、輝きがある。ローリングストーン誌は、ボウイの隠れた名曲を読者に投票してもらった。結果は以下の通り。


10位『ロックン・ロールの自殺者』


「人生で最も素晴らしいツアーのひとつだった」と、ジギー・スターダストの最後のコンサートで、ボウイはラストを締めくくる曲の前にこう語った。「今回のツアーの全公演のなかでも、特にこの公演はいちばん長く僕たちの記憶に残ることだろう。なぜならツアー最終公演というだけでなく、僕たちの最後の公演になるからだ」。観客はショックで悲鳴をあげた。ボウイがジギー・スターダストのキャラクターを脱ぎ去るだけでなく、引退すると思ったのだ。この発表の後、残るはただ1曲、『ロックン・ロールの自殺者』。アルバム『ジギー・スターダスト』に収録された最後の曲であり、ジギーの悲劇的な結末を描いている。あれから25年間、ボウイはこの曲を演奏していない。


9位『ファイヴ・イヤーズ』


『ジギー・スターダスト』は、火星からやってきたロックスターが、5年後に人類滅亡が迫った地球を救うため立ち上がるという、大まかなコンセプトを掲げたアルバムだ。いちばん最初に収録されているのは、地球に恐ろしい運命が宣告される、印象的な楽曲『ファイヴ・イヤーズ』。「ニュースが届いたんだ」と、ボウイは歌う。「俺たちは泣くにもあと5年しかない/キャスターの男は泣いていた/地球は本当に死につつあった/彼は顔が濡れるまで泣いていた/それで彼が嘘をついていないと分かった。」1978年を最後にボウイはこの曲を封印したが、2003年に再び蘇らせ、以降ほとんどのコンサートでアンコールの時に歌うようになった。

Translation by Sayaka Honma

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