2014.05.10 00:00
Baby
ケイシー・ディネルがホワイト・ヒンターランドとして発売した最初の2枚のアルバムは、キャバレー風のバラード、R&B色のあるエレクトロポップなど、実に多様だった。最新作は、ディネルの歌の技術によってすべて ...
2014.05.10 00:00
エデュケーション、 エデュケーション、 エデュケーション&ウォー
アルバムのオマケに、ハープラガーを1ケースとキャメロン首相の写真を付けたらどうだろう。飲み干した先から、空き缶を首相の顔に投げつけながら聴くのにピッタリだ。本作はそんな、酒に憂さを晴らす労働者階級的ブ ...
2014.05.10 00:00
Food
アート・ポップの先駆者ケリスが、かつてないほどソウルフルに迫ってくるのがこの6作目だ。2010年の前作ではEDMに乗せて宇宙の旅へと発射したが、今回は地上の喜びを人間らしく噛みしめて、セックスを食に喩 ...
2014.05.10 00:00
I Never Learn
彼女の音楽は、夢見るようなメロディが霧の向こうから聴こえてくるような、どこか現実離れしたところがあった。スウェーデンのシンガー・ソングライターによる11年発売の『ウーンデッド・ライムス』は、彼女のキャ ...
2014.05.10 00:00
シャキーラ
2012年に1億ドルの訴訟を起こしたシャキーラの元彼だけは、本作を聴きたくないだろう。“お金をせびるだけ”の嘘つき野郎をこきおろしながらも、壮大なコーラスと変幻自在のヴォーカルでキメて、さらりと繰り広 ...
2014.05.10 00:00
Diploid Love
情熱的でがさついた声のブロディ・ダリーは、偉大なるR&Rバンド、ザ・ディスティラーズの時も、その後に結成したスピナレットでも、常に反逆のギターで内なる刃を光らせていた。このソロデビュー作(5年ぶりのア ...
2014.05.10 00:00
インディ・シンディ
そろそろ出して何が悪い。再結成ツアーを果たしてから、10年目のアルバムだ。2004年には確かに、アルバムを出さなくて正解だとファンに賞賛された。それを今さら出すのは裏切りだと思うかもしれないし、まして ...
2014.05.10 00:00
OVERTONE
AIR JAMが象徴する90年代シーンの中では一、二を争う音楽センスの持ち主であるTGMX。彼がサポートする2000年代バンドのセカンド。ヴォーカルやギターだけではなく、ドラムやベースも随所で多彩に“ ...
2014.05.10 00:00
The Future’s Void
「So Blonde」は2014年きっての1994年的ナンバーかもしれない。絞り出すように歌うのは、EMAことエリカ・M・アンダーソンで、サウスダコタ州から来たパンクの申し子だ。火傷しそうなグランジの ...
2014.05.10 00:00
Midnight Sun
パートナーでバンドのメンバーでもあるシャーロット・ケンプ・ミュールの短編小説をバンド名にしたショーン・レノンの音楽活動は、一貫して地味だった。10年に発売されたアルバムも然り。穏やかなデュエットは古い ...
2014.05.10 00:00
Shriek
ボルチモア市はアメリカのソフト系シンセポップのハブと化しつつある。代表株はフューチャー・アイランズにビーチ・ハウス、そしてこのワイ・オーク。2011年の傑作『Civilian』では、ノイズ交じりのフォ ...
2014.05.10 00:00
DESTINY
シルキーでメロウでスウィートでドラッギーでエキゾチック。横浜PAN PACIFIC PLAYA所属のJINTANAによるスティールギター、同じくPPPのKashifによるギター、一十三十一がメインの3 ...
2014.05.10 00:00
ゴーイング・バック・ホーム
2013年に末期癌と宣告されたウィルコ・ジョンソン。UKパンクに影響を与えた70年代のパブ・ロッカー集団ドクター・フィールグッド出身のギタリストである彼が、友人のロジャー・ダルトリーと作った本作。珠玉 ...
2014.05.10 00:00
Remember Me
ベイエリアのセージ・ザ・ジェミニは、最近記憶にある中で最も手っ取り早く成功を手にしたアーティストだ。彼のビートは、カジノから聴こえるノイズと、のたうちまわるようなシンセサイザーの旋律などがミックスされ ...
2014.05.10 00:00
JUICY LOVE
LDHの中では率先してデビューしたグループだが、メンバー脱退やレーベル移籍など、後発のFlowerやE-girlsに比べてブレイクスルーできていない印象。だが、この移籍第一弾&新編成のシングルで吹っ切 ...
2014.05.10 00:00
Most Messed Up
ただでさえ盛り上がってるギター系パンク4人組が、自分たちの20周年パーティをブチかます。勝利宣言「Longer Than Youve Been Alive」で始まり、“約25年のうちの長い20年間”を ...
2014.05.10 00:00
Quack
A-トラックとアーマンド・ヴァン・ヘルデンによるスーパー・デュオによる、サンプリング満載の初アルバムは傑作。1979年にファイナル・エディションが出したディスコ時代末期のナンバー「I Can Do I ...
2014.05.10 00:00
The Both
シンガー・ソングライターのエイミー・マンとテッド・レオによるユニット。ニュー・ウェーヴ界にメロディックな感動をもたらす歌姫エイミー・マンと、テッド・レオのパンチの効いた歌とギター。そのミスマッチ感がい ...
2014.04.10 00:01
リセス
あくまでもひたむきで、そして未来志向で一躍ムーブメントの中心に立ったスクリレックス。彼をダブステップ界のヒーローに押し上げたヒット曲の傾向は、2010年の「スケアリー・モンスターズ・アンド・ナイス・ス ...
2014.04.10 00:00
ラヴ・レターズ
『ラヴ・レターズ』の最初の曲、「ジ・アップセッター」が心に引っかかった。これは1992年からのメッセージのように聴こえる。曲は寂しげな雰囲気でスタートするが、ジョセフ・マウントが宇宙にきらめくファルセ ...