コステロ・ミュージック

荒っぽいパンクとグラム・ロックが混ざったようなサウンドを聴かせるスコットランド出身のトリオ。iTunesのコマーシャルで本作の「フラットヘッド」が使われ、大ブレイクしたことでも話題になったバンドだ。ユルい女たちや、夜更かしや、酔っ払って雄叫びを上げることについて、もっぱら歌っていて、この作品を好きにならずにはいられない。サウンドも、雑多でパンクっぽいゴッタ煮状態。その激しさは、ドンチャン騒ぎをしているときの、言いようのない恍惚感さえ感じさせる。曲のタイトルもユーモアがあって楽しいし、どの曲にも大声で歌いたくなるような節回しが必ず登場する。お楽しみばかりではなく、「ドギナバッグ」のように、社会に踏みにじられていく下流生活者の心情をしぼりだす一面もある。とはいえ、基本的には「グラスゴーのパブで思いっきりハメをはずす」という内容。かなり盛り上がるので、終わると急にさびしくなる。

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