iScreamが語る、歌唱力と表現力で突き抜けた『Selfie』

“3人”にしか出せない歌の表現

ーさっきRUIさんは「iScreamを客観的に見れた1年」と話してくれましたけど、ご自身の SG5(※『美少女戦士セーラームーン』からインスパイアされた5人組として公認された初のガールズプロジェクトユニット)での活動なども踏まえて、今回のアルバムの制作を通して「これこそがiScreamだ!」って思った曲はありますか?

RUI あります。「Heart of Gold」は、私たち 3 人が満場一致でビビッときた曲なんです(笑)。

YUNA・HINATA うん(笑)。

RUI この楽曲は歌いながらしっかり踊るけど、歌がメインの楽曲でもあるんです。冒頭がアカペラで始まってたり、iScreamの強みを一番いいとこ取りした楽曲だなと思います。デモ音源を聴いたときに、私たち3人がステージ上に均等に立ってて、バン!ってスポットライトが当たって、3人の声から始まる……という、大きなステージに立った時の iScream の将来像が浮かびました。私たち3人にしかできない歌唱とパフォーマンスと絵がぴったり合致した楽曲です。振付はこれからなのですごく楽しみで、特にこの曲への思い入れは強いです。



ー確かに「Heart of Gold」は、生ドラムのバンド演奏でアレンジされたバージョンをライブで聴いてみたいです。3人のボーカルのユニゾン、1人だけのボーカル、さらにコラボのときは総勢11人のボーカルだったわけですが、歌い手としてそれぞれどういう気持ちで臨んでるんですか?

RUI コラボレーションを通して、11人の声の中で、この3人の個性をどうやったら出せるかを学びました。その時に得た、声で爪痕を残そうといろいろ試みていたマインドが、今も活きているのかなと思います。

HINATA iScreamにいる時は、RUI・YUNA・HINATAの一人ひとりのパターンと、 3 人のパターンなので、「自分」と「3人」を50パーセントずつくらいで考えることが多いのですが、コラボレーションした時は、自分を軸に持ちつつ「この中でiScreamをどう見せる?」という部分で 3 人が意思疎通していたところがありました。MV撮影でモニターをチェックしている時も、レコーディングで声をチェックしている時も、そういう考えでした。

YUNA 私も自分とiScreamが五分五分だったなと思うのですが、私が担当したパートはラップが多くて、11人の中でラップという点でキーパーソンになれたらうれしいなという気持ちがありました。一緒にラップパートをやっていたのが、Girls²の山口綺羅ちゃんだったのですが、綺羅ちゃんとも「ラップどうやってやる?」という話をしたりしました。綺羅ちゃんは Girls²のラップ担当ですし、私はiScreamのラップ担当なので、お互いにいい意味でライバル心を持ちながら切磋琢磨して頑張りました。


RUI(Photo by Mitsuru Nishimura)


YUNA(Photo by Mitsuru Nishimura)


HINATA(Photo by Mitsuru Nishimura)

ーRUIさんがさっき言ってた「自己肯定感を上げてくれるもの」っていう点で、今回アルバム用に新録した曲で好きなフレーズは何かありますか?

RUI 「Heart of Gold」のサビがすごく好きです。この曲を選択したことも一つのチャレンジでしたし、私たちはすごくビビッときましたが、いざリリースして私たちが期待してるだけの評価を皆さんにしていただけるだろうかという不安もあります。でもこの曲には強い想いがある……ということが“もう何も怖くないの”という歌詞にリンクしていて、サビの頭から3人のユニゾンなので、堂々と構えてる姿でレコーディングしましたし、声にもそれが出てると思うので、iScreamパワーという感じがして一番好きです。

HINATA 私は「iSyyy like that」のAメロが自分らしくてすごく好きです。“Dressじゃない、はずす美学”という部分や、“着たいもの着る”でしたり、“世界中 噂してる”といった部分です。「自分が自分を好きでいる」という部分を特に意識して書いていただいた楽曲なので、今回のアルバムのテーマの「セルフラブ」「自分で自分を愛す」という部分に一番フォーカスしている楽曲だと思います。自分はファッションが好きなので、そういったこともこの楽曲の歌詞に表現されていて、そういう部分もお気に入りポイントの大好きな楽曲です。



YUNA 私は全曲共感という感じなのですが、「Like A Flower」の “お花のように”っていうタイトルや、ファンの方や私達一人ひとりに寄り添うような歌詞の、強いけれど優しさがあるところがすごく好きです。“始まるんだ私”というフレーズも、いつでも寄り添ってくれる感じがして、歌っていてすごく気持ちよかったです。



ー三者三様のセレクトですが、確かにそれぞれセルフラブを感じます。あとそういえば、英語の発音も上手くなったんじゃないですか?

一同 よかったー(笑)!

ーiScreamの曲って、いい意味で“日本語でガッツリ歌うJ-POP”な感じが個性だと思うし好きなんですけど、歌詞を見ると英語も全然多いよなと思って。でも日本語と英語っていうことを感じさせないくらい、自然なフロウで歌えてるというか。

一同 ありがとうございます。

HINATA 「Heart of Gold」は、ネイティブの英語ができる方にディレクションしていただいて、口の開け方から発音まで細かく教えていただいてレコーディングしたので、褒めていただけてすごくうれしいです。

RUI・YUNA うれしいです! ありがとうございます。

ーラップにも英語、けっこう入ってますよね?

YUNA 今回、英語が多かったです。でも英語の歌を聴くのも歌うのも好きなので、念願叶ったなという感じもあります。

ー最後に、iScreamの2024年の目標を教えてください。

YUNA 今回のアルバムが、チャートで上位に入ることができたらうれしいです。頑張って英語にもチャレンジしたので、自分たちの努力ももちろん大事なのですが、ファンの皆さんとも一緒に協力しながら、チャートに入ることができたらすごくうれしいなって思います。あとライブハウスにはライブハウスのよさがあると思いますが、会場の大きさを広げて、皆さんが座ったり立ったり自由に動けて、さらに楽しめるようなライブを開催したいという夢が変わらずあります。それは2024年の12月までには叶えたいです。

HINATA この『Selfie』というアルバムが、目に見えてたくさんの人に届いたと感じられるくらい、新しいファンの方が増えてくれたらいいなという気持ちでいっぱいです。『Selfie』で新たな出会いを増やしていくことがiScreamの目標ですし、今までの私たちを知っている方も手を離さずについてきてくれるように、新しい iScreamを感じていただけるアルバムになっているので、この輪を途切れることなく、大きくしていけたらなと思っています。

RUI すごく緊張しています。リリースすることでこんなに緊張したことはなかったのですが(笑)。でも悔いはないですし、「自信作」だと自分たちは思っているので、これを多くの人に届けられるように頑張りたいです!

YUNA 気合十分です! この記事を見た方は是非一度聴いてみて欲しいです。

HINATA はい、一回とは言わず、何回でも(笑)。

@rollingstonejapan iScreamが「口約束」をアカペラver.で披露! #iScream #アイサケ #口約束 #SINGS #アカペラ #acapella #fyp #rollingstonejapan @iScream ♬ オリジナル楽曲 - Rolling Stone Japan


<INFORAMTION>


『Selfie』
iScream
LDH Records
発売中
配信リンク:https://ldh.lnk.to/Selfie
CD:https://ldh.lnk.to/iScream_0117cd

1. Heart of Gold
2. Like A Flower
3. iSyyy like that
4. Shiny Shiny
5. Pom Pom Pop
6. 口約束 
7. ホワイト・ラブ
8. Catwalk
9. ALL MINE
10. 夢色 Tear Drops
11. 恋するプラネット
12. Love Me Better
13. RockSteady/Girls2×iScream
14. TheFinest/Girls2×iScream

Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE