ヤングブラッドが語る、日本での特別な体験、愛とユニティを広げるパンク・ロック

ロック・ミュージックの入り口

ー今回の来日では、単独公演とブリング・ミー・ザ・ホライズン主催のNEX_FESTの出演がありますが、NEX_FESTに誘われた時はどう思いましたか?

ヤングブラッド:最高にクレイジーなことになると思ったね。僕とブリング・ミー・ザ・ホライズンが共演した曲がもうすぐ出るんだよ(「HAPPIER」YUNGBLUD+OLI SYKES of BRING ME THE HORIZON)。NEX_FESTはその曲を最初に披露するステージになるんだ。これは大きな出来事になると思うね。僕自身すごくワクワクしてるよ。ブリング・ミー・ザ・ホライズンは僕が子供時代に聴いて育ったバンドなんだ。彼らとその曲を初めて披露するフェスが日本で行われるんだ。これから先もずっと忘れられない思い出になると思うよ。

ーNEX_FESTと単独公演とでは違うセットになりますか?

ヤングブラッド:違うものになるね。NEX_FESTの方は、スゴい速さでめちゃくちゃエネルギーを放出した、ワイルドなものになる。単独公演の方は、1時間40分のフルのセットリストで、本当のショーだから、ありとあらゆる曲をやるよ。バラード、エネルギー、モッシュピット、クレイジーなものがすべて詰まってるんだ。NEX_FESTの方は、バンバンバンバンバンバン!! ウワッ!!って感じ(笑)。どっちも観なきゃダメだね。

ー子供時代にブリング・ミー・ザ・ホライズンを聴いていたとのことですが、ロック・ミュージックの入り口は何でしたか?

ヤングブラッド:僕のおじいちゃんが60年代にバンドをやってて、ギターショップを経営してたんだ。だから子供時代はギターショップで育ったようなものだ。生後6時間の僕がおじいちゃんのギターショップのカウンターにいる写真があるんだよ。だから僕に選択の余地はなかったんだ。常にロックンロールだったんだよ。

ーロック・ミュージックには何十年もの歴史、アーカイブがありますが、最初に自分が好きで選んだのはどこですか?

ヤングブラッド:今でも覚えてるけど、セックス・ピストルズのジョニー・ロットンのビデオを観たのが始まりだね。ジョニー・ロットンはエネルギー、怒り、スピリットのかたまりで、それが僕の奥深いところで共鳴したんだ。プロディジーのキース・フリントも大好きだよ。あと、デヴィッド・ボウイ、レディー・ガガも好きだ。

ー子供時代、学校の友達はロックを聴いていました?

ヤングブラッド:いや、全然。僕は北イングランドの小さな町の出身で、自分の着たい服を着てたし、周りは僕のことを理解しようともしなかったから、すごく大変だったんだ。当時僕が望んでたのは自分の拠りどころを探すことだった。それを与えてくれたのは音楽とバンドだったんだよ。音楽とバンドが僕にアイデンティティをくれたし、僕にホームをくれた。だから、僕がヤングブラッドとして活動を始めた時、僕がやりたかったことは、僕と同じように疎外感を感じ、孤独を感じ、何かに恐れてるような人たちに僕の音楽を届けることだった。この記事を読んでる人にも伝えたいよ。ヤングブラッドのライブに来てくれたら、僕たちは君を受け入れるし、君を愛するし、一緒にめちゃくちゃクレイジーになれるってね。



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