若い女性を「性奴隷」に勧誘したカルト団体元幹部、2年の服役を終え釈放 米

量刑判決の際に発表した声明の中で、マックはネクセウム入会を「人生最大の過ちであり、後悔している」と述べた。さらに、「自分の全てをキース・ラニエールの教えに投げ出した。彼の指導でより良い自分に、ワンランク上の自分に到達できると心の底から信じていた。忠誠心、私の試算、そして最終的には人生の全てを彼に捧げてしまった」。

ジョーンは当時、マックの謝罪を信用していなかったそうだ。今でも、あれが必ずしも本心だったとは信じていないという。「言葉に重みを感じられませんでした」と本人は言い、法廷での瞬間を振り返った。「私にとっては、本当の『謝罪』は言動を変えることです。彼女にとっては今がそのチャンスです」。

マックは有罪判決を受けたネクセウムメンバーの中で、最初に釈放された。シーグラム社の令嬢クレア・ブロンフマンは、移民入国罪および詐欺罪で有罪を認めて懲役6年9カ月に減刑され、釈放予定は2025年6月だ。ネクセウムの共同創設者ナンシー・サルツマンは恐喝罪で有罪を認め、3年半の刑期を終えた後2024年7月に釈放される予定。

一方ラニエールは、性的人身売買罪、恐喝罪、電子詐欺共謀罪など全ての起訴内容で有罪判決を受け、懲役120年を言い渡された。

この記事はジェシカ・ジョーンのコメントを加筆し、7月6日午後5時に修正されました。

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from Rolling Stone US

Akiko Kato

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