米テキサス銃乱射で23人を殺害した白人至上主義者、終身刑を言い渡される

夫のアルトゥーロさんを亡くしたベルサ・ベネヴィデスさんは、「(アルトゥーロは)私の人生をがらりと変えてくれました。彼は私の人生そのものでした。素晴らしい、愛に満ちた人でした。子どもはいなかったので、あなたのせいで私は一人ぼっちです。彼に会いたくてたまりません。彼は優しい夫でした。私を支えてくれました。なぜあんなことをしたのですか。代わりに私が答えましょう。あなたは神を知らなかったからです。神とはまるで無縁だった。神の存在を知っていたなら、こんなことはしなかったはずです。あなたは多くの家族を破滅させました」。

7月6日(木)、事件で母親のマギーさんを亡くしたディーン・レカードさんはクルシウス被告に直接語りかけ、公判中の言動を非難した。「この数日間あなたは笑みを浮かべ、目玉を回したり、独り言をぶつぶつ言ったりしていました」とリカードさん。「後悔のかけらも見せていなかった。ほんの少しもです」。

その後リカードさんはクルシウス被告にこう尋ねた。「自分の行いを悪いと思っているのですか?」。報道によれば、銃撃犯は頷いたという。

別の被害者、13歳のケイトリン・メレンデスさんの祖父デヴィッド・ジョンソンさんは、ケイトリンさんと祖母をかばって死亡した。「毎日どこへいっても、銃撃犯がいるんじゃないかと想像してしまいます。あなたはモンスターじゃない。悪魔です。私はあなたを絶対に許さない。あなたには赦しを得てほしくない。あなたの家族にも赦しを得てほしくありません」。

関連記事:白人至上主義者の新たなシンボルが誕生「マッシュルームカット」が暴力を呼ぶ

from Rolling Stone US

Akiko Kato

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE