Gacharic Spinの最終形態、アンジェリーナ1/3が語るアルバムで描いた二面性

Gacharic Spin

Gacharic Spinが日本クラウンへの移籍第1弾として、約2年振りとなるニュー・アルバム『W』を2023年7月5日にリリースする。

アルバムのテーマは、先行配信シングルの「カチカチ山」「レプリカ」という両極端なイメージの楽曲が示唆しているように、誰もが持っている“二面性”を表したものだという。一方で、卓越した演奏力を駆使したそのサウンドはむしろ多面体と言いたくなるほどに多彩で縦横無尽だ。

今回、初めてGacharic Spinの音楽に触れる人にもその魅力を伝えるべく、バラエティ番組やラジオなど、多方面のメディアで大活躍中のメンバー、アンジーことアンジェリーナ1/3にご登場いただき、自身を含めたメンバーそれぞれの紹介からアルバム収録曲についてまで、思う存分語ってもらった。

関連記事:〈Gacha Pop〉がJ-POPを再定義する? 日本の音楽を海外に発信するための新たな動き

―レーベル移籍しての新作リリースとなりますが、バンドのテンションは今どんな感じですか?

アンジー:バンドの音作りだったりライブパフォーマンスだったりを支えてもらう環境がすごく良い状態で、「移籍したからには絶対もっともっといい音を届けていこう、いいライブを届けていこう」って、バンドの空気感としては今すごく燃え上がってメラメラしてる感じです。

―Gacharic Spinがどんなバンドなのか改めて紹介したいと思うんですけど、「カチカチ山」のMVを見るとアンジーさんがメインボーカルではなさんが最初ギターを弾いていて途中からドラムを叩き出したりしてますよね。これってどういうことなのかなって思う人も多いと思います。



アンジー:「カチカチ山」はエンターテインメントを追求したGacharic Spinが一番得意な分野の音楽になっているんですけど、誰がどのパートかわからないですよね(笑)。バンド自体はもう14年のキャリアがあって、メンバーチェンジもあったんですけど、その中で、はなさんがドラムからドラム・ボーカルになって今はボーカル・ギターになっていたりとか、パートチェンジもあったりして、時期によって第2期、第2.5期という風にそのときどきのGacharic Spinがあるんです。今は第5期になってこの6人がGacharic Spinの歴史の中で一番長いメンバー、バンド編成になっています。「最終形態」ですって言えるような形をしっかり作っていこうっていう気持ちでやってます。

Rolling Stone Japan 編集部

Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE