BEYOOOOONDS、8000人の声援が飛び交った2度目の単独武道館公演

その勢いのまま「GOGO 大臣」「ビタミン ME」「Go Waist」をメドレーで披露。ポンポンを持って元気いっぱいにチャーミングに踊るシーンは見応え十分。全メンバーから純粋にライブを楽しんでいるような笑顔が感じられたのが印象的だった。また、「Go Waist」では江口紗耶が扮するサヤー隊長が活躍するサヤーズブートキャンプがステージ上で展開される。サヤー隊長は「武道館といえば寒風摩擦!」と呼びかけ、ファンと一緒に寒風摩擦や、タオルを回したりとタオルを使ったトレーニングを行いファンと一緒に楽しんでいた。

さらにメンバーがステージ上からはけると、スクリーンにはサヤ―隊長と西田汐里、山﨑夢羽が登場。本公演だけの特別映像が流れる演出で、初夏に向けたワークアウトをテーマにした寸劇が展開され、会場は笑いに包まれていた。



ここからは怒涛のBEYOOOOONDSライブの定番曲のオンパレードへ。『アツイ!』と、今回の声出し用に一部歌詞をアレンジした「涙のカスタネット」をアツく歌い上げる。『涙のカスタネット』はメンバーだけでなく、ファンも一体となってカスタネットを叩き合うパフォーマンスが毎回話題に。今回も武道館全体にカスタネットの激しい音色が響き渡っていた。

この流れに会場は一気にヒートアップ。彼女たちの勢いも止まるどころか、ここからワンランク上にギアチェンジしていく。「激辛 LOVE」「アラビヨーンズナイト」「ハムカツ黙示録」と、次々とキラーチューンをたたみかける。このターンでも歌とダンスの高いパフォーマンスを披露しつつ、「ハムカツ黙示録」では西田汐里がハムカツをかじるアクションを盛り込むなど、BEYOOOOONDSらしい遊び心を魅せてくれた。

パフォーマンス後、西田汐里は「激辛 LOVE、アラビヨーンズナイト、ハムカツ黙示録と、ちょっとスパイシーで脂っこいナンバーをお届けした訳ですが、この辺で白いご飯が食べたくなった頃だと思います。それともパンでしょうか?」とファンに語りかける。西田は「私はやっぱり・・・」と、口パクでゴハンを食べる仕草を見せ、「Never Never know~コメ派とパン派のラブウォーズ~」を披露する。

ここから後半戦に。「恋愛奉行」「こんなハズジャナカッター!」「虎視タンタ・ターン」「ニッポンノ D・N・A!」と息もつかせぬ時間に。「虎視タンタ・ターン」は、小林萌花のピアノ演奏や清野桃々姫のビートボックスなども加わっただけでなく、「ニッポンノ D・N・A!」も特別な煽り映像が追加されいつも以上に華やかな構成となっていた。

フィナーレは、5月2日にオーケストラと共演したコンサート「BEYOOOOOPHONIC(ビヨフォニック)」で披露した「恋する銀河」を歌唱。そして最後は「夢さえ描けない夜空には」を歌い、本編は幕を閉じた。



その後、声出しでのアンコールを経て、メンバーが新衣装を着て再び登壇する。アンコールは前回の武道館公演でも話題をよんだ全曲振り返りスペシャルメドレー。その名の通り、今回の公演の1曲目から本編最後の楽曲までを数小節ずつノンストップでつなげた驚きのメドレー。本ライブのハイライトにふさわしく、ファンも今日のライブを存分に振り返れたことだろう。ラストに披露されたのは、初めての日本武道館公演でもラストを飾った「伸びしろ~Beyond the World~」。力強く、そして優しく歌いあげ、まだまだ私たちには“伸びしろ”があると言わんばかりのパフォーマンス。最後にはキャノンテープが舞い上がり、あたたかい雰囲気に包まれてライブは終了となった。

Rolling Stone Japan 編集部

Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE