BEYOOOOONDSが語る、武道館での名演、アルバムに刻んだ成長

BEYOOOOONDS:左から、岡村美波、西田汐里、島倉りか、平井美葉(Photo by Rika Tomomatsu)

BEYOOOOONDSのような、ハイクオリティな楽曲と寸劇を織り交ぜた独特な世界観を持つグループは過去のアイドルシーンを見渡しても存在せず、次に何が飛び出すか予測できない活動スタイルには多くの注目が集まっている。最初は、12人のメンバーたちも<こんなハズジャナカッター!>と戸惑いつつも、徐々にそれぞれが個性や才能を開花させ、今年4月に行われた初の日本武道館公演ではこれまでの活動の集大成とも言える唯一無二のBEYOOOOONDSショーを繰り広げ、その質の高いパフォーマンスは絶賛を浴びた。

【撮り下ろし写真を見る】岡村美波、西田汐里、島倉りか、平井美葉のソロカット

そんな彼女たちが約3年ぶりとなるフルアルバム『BEYOOOOO2NDS』をリリースした。当然ながら、今回もまた普通のアルバムではない。前作『BEYOOOOOND1St』とも異なる多種多様な音楽性で埋め尽くされた今作は、正直、1度通して聴いただけでは全貌を把握しきれないだろう。

ライブ映像作品『BEYOOOOOND1St CONCERT TOUR どんと来い! BE HAPPY! at BUDOOOOOKAN!!!!!!!!!!!!』がアルバムと同時発売されることもあり、岡村美波、西田汐里、島倉りか、平井美葉に実施した今回のインタビューではアルバムについてはもちろんのこと、武道館公演についてもたっぷり語ってもらった。



―4月25日に行われた武道館公演、本当に素晴らしかったです。観ている側としては奇跡みたいな時間だったんですが、みなさんはあのライブについてどう感じていますか。

平井 もちろん、アイドルのコンサートではありますけど、寸劇パートがあったり、ひとつのエンターテイメントとしてお届けするという使命みたいなものがメンバーそれぞれあったので、泣きそうになる瞬間はあってもそれをグッと堪えて、伝える、届けるということに専念したところにBEYOOOOONDSの成長を感じましたし、これからもっといろんなことがこの12人でできるんだろうなっていう希望も感じた公演でした。

―泣きそうになるのを堪えて、とおっしゃいましたけど、「伸びしろ~Beyond the World~」で清野さんが感極まる姿は歌詞と相まってこっちもグッと来たし、円になったメンバーが全員内側を向いて歌うという演出も含めて、すごくいい場面だったと思います。

平井 リハーサルではみんな泣いてましたけど(笑)。

西田 泣いちゃいました(笑)。

―リハで泣いちゃうんですか(笑)。

西田 特にみいみが泣いてました。

岡村 ボロボロでしたね(笑)。武道館はメンバーみんなが目標にしていましたし、これまであまり単独でコンサートをすることがなかったBEYOOOOONDSがやっと「これがBEYOOOOONDSです!」っていうひとつの完成形のショーをお見せできた公演だったんです。そこへ向かうリハーサルは私たちにとって初めてのことばかりだったんですけど、振付の先生にとっても武道館公演は経験がないから、全員が初心者みたいな気持ちで大変でした。でも、みんなで頑張ってる感じがすごく楽しかったんです。なので、「伸びしろ~Beyond the World~」で円になったときに「内側向いて歌おうか」って先生に言われて、「ああ……! こんなん絶対泣くやん!」と思って(笑)。この曲は私たちが勇気をもらった楽曲ですし、大好きなみんなのことを見ながらパフォーマンスしていたら感動しちゃいました。

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