菊地成孔と湯山玲子が語る、クラシックをイヤホンで聴くことと「踊る」ことの変容

続く話題は、JBLがサポートする春から始まるキャンペーンのキャッチコピー「オト、ヒト、ハート。」からそれぞれ2人が思うことについて。

菊地:人間が音楽を捨てることは絶対にないので、まず音楽がハートと結びついていることは間違いない。あと身体を動かすことも再生機と密接に関わっていると思っていて、踊りながら激しく動いても落ちにくい装着性の高さがあれば、音楽を外に持ち出せるようにしたウォークマンに匹敵するような大きな変化が生まれると思いますね。


菊地成孔

湯山:日本人は音楽が好きですよね。でも好きなのは言葉であって、歌詞と自分をシンクロさせること、メロディーと合わさった言葉に共感すること。ただ音楽はそれよりも広いところにあって、言葉で表現できない音の世界に心遊ばせることなんですよ。クラシックの世界では、その場に足を運んで音楽を体験することが価値とされていて、そこに権威や障壁もあります。でもヘッドホンやイヤホンがあれば、どこにでも持っていって音楽を聴くことができる。言葉から自由になって音楽を聴く、それから菊地さんが言ったように体で自由になる、そんな意味が「オト、ヒト、ハート。」の言葉には込められていると感じますね。


湯山玲子

菊地:現代人にとってハートが問題になるとすれば、それはハートを磨くというよりもハートが汚れてしまったり、ハートが死にかけてしまうことですよ。音楽家として、音楽にはハートの健全性を取り戻してくれるような役割があると思っていいて。ある意味サウナに行って整うのと同じように音楽には、メンタルダウンした時に心を元気にするトリートメントの効果がありますよね。

最後に、音楽を良いオーディオで聴くことの楽しみについて2人はコメントした。菊地は「今は逆に悪い音で聴くことが難しくなっている。その中でも自分に一番響く状態の音を聴くことが、その1日を幸せにすることにつながると思います」とそれぞれの好みに合った音で聴ける再生機の柔軟性について述べた。一方、湯山は「お金を使うことにすごく意識的になっている世の中で、お金を使っていくべきものとそうでないものがはっきりしている。音楽が好きならばイヤホンにはお金をかけるべき。宝石を身につけるのと同じように、よい音を取り入れていくことはライフスタイルの中でとても大事だと思います。良い音で聴くことで、自分の知らない世界を見つけていくように、新しい音楽を自分の中に叩き込んでほしい」と改めて良い音で音楽を聴くことの魅力を語った。



<商品情報>





製品名:JBL TOUR PRO 2
タイプ:リアルタイム補正機能付ハイブリッド式ノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホン
カラー:全2色(ブラック / シャンパンゴールド)
Bluetooth:バージョン5.3 (LE Audio対応予定)
対応プロファイル:A2DP 1.3.2, AVRCP 1.6.2, HFP 1.7.2
ユニット:10㎜径ダイナミックドライバー
周波数特性:20Hz – 20kHz
対応コーデック:SBC、AAC、(LC3対応予定)
防水規格※3:IPX5(イヤホン本体のみ)
重量:イヤホン本体各約6.1g 、充電ケース約73.0g
連続使用時間※2:
ANCオフ時 イヤホン本体約10時間再生+充電ケース使用約30時間
ANCオン時 イヤホン本体約8時間再生+充電ケース使用約24時間
急速充電対応(15分の充電で約4時間再生可能)
付属品:充電用USB Type-C ケーブル, イヤーチップ3サイズ※Mサイズ装着済み
発売日:2023年3月10日(金)
標準価格:33000円(税込)
https://jp.jbl.com/campaign2023sp/tp2.html

「JBL TOUR PRO 2」の発売を記念し、先行予約および対象期間内でご購入いただいた方を対象としたキャンペーンを実施。対象期間に「JBL TOUR PRO 2」をご購入・応募いただいた方全員にJBLオリジナルの本モデル専用充電ケースカバーをプレゼント。
キャンペーンURL: https://www.jcs-net.co.jp/jbl2023_tp2/

Rolling Stone Japan 編集部

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