トランプ氏が掲げる犯罪撲滅プランの中身「ホームレスや麻薬中毒患者から街を取り戻す」

元トランプ政権関係者がローリングストーン誌に語った話によると、トランプ氏が大統領任期中盤に、「リベラル派」の支配する大都市で連邦政府を介入させ、ホームレス――特に依存症や精神疾患を抱えたホームレス――を弾圧することに固執していたが、その理由はトランプ氏本人がTVやケーブルニュース局に釘付けだったことが大きかったようだ。情報筋いわく、「(前)大統領がFoxニュースなどでホームレスの映像を目にすると、すぐさまホワイトハウス職員を呼びつけて、この問題への対策を命じることがよくあった」という。その情報筋は2019年、実際にそうした現場に居合わせている。

だが2019年当時、トランプ氏の思惑は実らなかった。あれから年月が経ったが、結局同氏は諦めきれず、さらに厳格な2024年大統領選の公約概略に盛り込んでいる。1期目に果たせなかった「犯罪撲滅」を、なんとしてでもやり遂げるつもりだ。

トランプ陣営の広報担当者にコメントを求めたが、21日時点で返答は得られなかった。

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from Rolling Stone US

Akiko Kato

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