成田商事が8回に渡る“入社式”をビルボードライブ東京で完遂、男闘呼組・高橋和也も登場

着席してアコースティック・セットへと進む前のMCでは寺岡が、再結成した男闘呼組の岡本健一が前夜のステージにサプライズゲストで登場したことに触れて「2人が並んでいる姿に僕は泣きました」と明かして、会場中から共感の拍手が起きた。成田は「メンバーは昔から仲が良かったです。30年経っても、会うとその当時に戻るんですよね」と、特別な関係であることを語り、男闘呼組の「天国の週末」、「I love you」をアコースティック・ギターでしっとりと歌い上げた。続く「さすらいの彼方へ」では、ハイポジションで繊細かつ流麗なソロを聴かせて酔わせた。



アコースティックセットが終わると、新曲「hello hello」を披露した。ハードなロックチューンで、成田はギブソン製ゴールドトップのレスポールに持ち替えて、先ほどとは対照的にワイルドなソロで会場を熱くさせた。続いても新曲で、寺岡が「制作担当としては胸アツな曲ができました。男闘呼組のみなさんにカバーして欲しいです」という、「フィフティー☆ブギウギ」をプレイ。さらにハードなディストーションサウンドの8ビートのギターロックで、たしかに往年の男闘呼組を連想させる楽曲だ。

技術及び広報担当、とのことで青山が「新曲の「ボストンバッグ」と「社員募集中」が先行配信されています。11月のツアーに合わせてアルバムも作りますので楽しみにしていてください」と伝えてから、「ボストンバッグ」へ。挫折と希望を歌ったシリアスな歌詞の内容が激しいアレンジと結びついて胸に刺さる。

Rolling Stone Japan 編集部

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