N0NAME、共にシーンを築く仲間たちが渋谷に集結した初主催フェス

そしてトリは、この日の主催者であるN0NAME。幕開けの「BACK TO THE START」から攻撃的なラップとダンスを披露し、攻めのステージを仕掛けていく。続く「Beautiful」では、既にテンションの高まった観客たちが頭上でハンドクラップを打ち鳴らし、一体感を生み出す。煌びやかな夜の空気漂う「Reborn」ではしなやかなダンスと大人っぽい表情を見せ、観客たちを魅了。

MCではSHOJIが「最後の最後まで全力で盛り上げていくのでよろしくお願いします!」と真っすぐに想いを語り、SEIRAは「身体が壊れても喉が壊れても最後まで盛り上げていきます!」と気合いの入ったメッセージをおくった。TOKIが「上手くいかなかったときに支えられた曲」と紹介して始まったのは、疾走感あふれる「CRUISING TOKYO」。荒波に揉まれながらも夢へ向かって進む彼らの姿をそのまま描きだしたような歌詞に、大きな感動が芽生えていく。

さらにATSUYAの甘い歌声とHIROSHIのハイトーンボイスが楽しめる「Summer Love」で開放的なムードを作り上げると、本公演のタイトルでもある新曲「HEAVEN」へ。この曲は撮影OKとされていたため、メンバーは観客たちが構えるスマートフォンのカメラへ向かって最高の笑顔を見せる。ラストは「AROUND」で全員が思い切りタオルを振り回し、この日一番の盛り上がりを見せる。ステージ上にもフロアにも笑顔が溢れる中、最高のフィナーレを飾った。

共にシーンを築く仲間たちが集結したN0NAME初主催のフェスは、大盛況のうちに閉幕。N0NAMEは、12月24日(土)に神田明神ホールにて4thワンマンライブを開催する。



Text:南明歩
Photo :Daiki Fujii


Rolling Stone Japan 編集部

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