ワクチン接種は「集団催眠の被害者」 エリック・クラプトンが主張

2021年9月のライブで演奏するエリック・クラプトン(Photo by Robb Cohen/Invision/AP)

エリック・クラプトンは、Real Music ObserverのYouTubeチャンネルで配信されたインタビューの第2部の中で、新型コロナワクチン接種やロックダウンといった安全対策に関する姿勢が引き起こした賛否両論を「例の件」と括り、感染拡大を食い止めるための行動やワクチン接種に自分は賛成でも反対でもなく、あくまで選択の自由の擁護者であると主張した。

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「私は、例の件について意見することで自分の首を絞めているんだ。でも、ひとつだけはっきりさせておきたいことがある——何度も繰り返さないといけないから——それは、私が反対派でもなければ賛成派でもないということだ」とクラプトンは語った。「私は、選択の自由と、他者に対する敬意と優しさ、さらには私たちのモチベーションになることや私たちが目指すべきものを支持している。善良さに対する切望とでも言おうか。あと、かなり抽象的ではあるものの、宗教を信じている。神の存在を信じているし、(人生には)目的があると思っている。どうやら、これがいまの私の目的のようだ」



クラプトンは、自身を批判する人々を「モンスター」と皮肉り、「彼らは、自分たちがモンスターであることを自覚しているし、そんな自分が好きなんだ」と言い添えた。「彼らは、いつも真実や前進する方法を模索する人々を追いかけまわしている。私は、誤解されても別にかまわない(……)反響を心配しすぎることなく、自分の発言や行動に関する判断を下すことは可能だ。あの発言はまずかったとか、ああ言えばよかったとか、私が教訓を得るのは、実際に反響が生まれてからなんだ」

インタビューの中でクラプトンは、新曲「Heart of a Child」にも触れた。クラプトンの新曲には、自身の反ワクチン・反ロックダウン姿勢が一部投影されている。さらに彼は、「同じタイプ」の別の新曲と、「一種の賛美歌というか、本当の覚醒を描いたアンセムのような」セカンドトラックをリリース予定だと明かした。

Translated by Shoko Natori

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