ジャスティンらカナダのアーティストが集結し、「リーン・オン・ミー」をカバー

カナダ出身のアーティストが勢揃いした「リーン・オン・ミー」のミュージックビデオより(Courtesy of YouTube)

COVID-19救援活動の一環として、カナダ出身のアーティストたちにより新プロジェクト「ArtistsCAN」(アーティスツキャン)が発足。このたび、ジャスティン・ビーバーやアヴリル・ラヴィーンといった豪華アーティストたちが集結した「リーン・オン・ミー」のカバー映像が公開となった。

本プロジェクトは、カナダ出身のアーティスト=タイラー・ショーによって、カナダ赤十字社のCOVID-19関連の救援活動のための寄付金を募るために立ち上げられたという。参加アーティストがチャリティー・シングルとして歌うのは、今年3月に亡くなったアメリカ人シンガー・ソングライターのビル・ウィザースが1972年にリリースした楽曲「リーン・オン・ミー」。民権運動や学生運動の活発化やベトナム戦争の長期化などによって疲れ果てた人々に寄り添う歌詞が共感を呼び、全米シングル・チャートで1位を記録し、後にグラミー賞にて「最優秀R&Bソング賞」を受賞している名曲だ。



「リーン・オン・ミー」はこれまでにも著名人によってたびたびカバーされており、2009年に行われたオバマ米大統領就任記念コンサートでメアリー・J・ブライジによって歌われ、また2010年に起こったハイチ地震への救済を呼びかけるチャリティ番組ではシェリル・クロウが歌唱。ビル・ウィザース本人が亡くなった直後の4月17日に行われたチャリティ・イベント「One World: Together At Home」においても、スティービー・ワンダーがこの歌をカバーしたことは記憶に新しい。



「ArtistsCAN」のYouTubeチャンネルで公開されたビデオには、ジャスティン・ビーバーやアヴリル・ラヴィーンをはじめ、ブライアン・アダムス、マイケル・ブーブレ、ゲディー・リー(ラッシュ)など総勢27名が参加。各自で撮影した映像を集めたシンプルながらも温かい内容となっている。音源、そして映像による収益の一部はカナダ赤十字社へCOVID-19救援活動のために寄付されるとのこと。



<リリース情報>

ArtistsCAN「リーン・オン・ミー」ジャケット写真.jpeg

アーティスツキャン
チャリティー・シングル
「リーン・オン・ミー」
配信中(2020年4月27日)
再生・ダウンロードリンク
https://va.lnk.to/LeanOnMeVarious

Rolling Stone Japan 編集部

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