TEAM SHACHI 咲良菜緒が得意じゃない「パンク」を聴いてみた

TEAM SHACHIの咲良菜緒(Photo by Takuro Ueno)



「メタラーよりパンクバンドのほうが頭がぶっ飛んでるイメージがある」

編集部からのお題 その3
RUBY SOHO - ランシド



―さっき菜緒さんも言ってましたけど、何を歌ってるかわかりづらいですよね。

うん。みんな滑舌悪いですよね。

―みんな、吐き捨てるように歌いますからね

あ、日高さんにもそういうふうに歌うように「Rock Away」のレコーディングで言われました! メタラーよりパンクバンドのほうが頭がぶっ飛んでるイメージがあります。動きとかも……

―予測不能みたいな?

そうそうそう!「どんな動きしてんの⁉」っていう。

―さっきまでは70年代の曲でしたけど、これは90年代です。

70年代って何年前だ? 50年前ぐらい?

―そこまではいかないですけどね。

これが90年代っていうはわかるかも。音数が増えてる? 厚みがある? それが今に近づいてきてる感じがする。何が増えてるんだろう?

―レコーディング技術が発達して、楽器をいくつも重ねて録れるようになってるっていうのはあるでしょうね。あとは機材自体の進化だったり。

ああ、そういうことか。

―ちなみに、これはランシドです。

ああ、ランシドかあ! こないだサマソニで観ました! ランシドが好きな方は多かったです。でも、ビジュアルはごついのに音はライトな感じがしました。

―でも、曲はキャッチーじゃないですか?

うん。覚えやすいし、ノリやすいです。私も聴けるし、ゴリゴリなのが得意じゃない人でも聴けるから、一番いいとこにいるイメージ。

―なるほど。

私は偏っちゃってるから。

―ですね。そこをこじ開けようっていうのが今回の裏テーマなんですよ。

パンクは嫌いじゃないんだけど、昔から引っかからなかったんだよなあ。ファンが多いから理解したかったんですけど……。



編集部からのお題 その4
LEAVE IT ALONE - NOFX



あ、私、これ聴いたことある! なんかELLEGARDENみたい。

―おお、ELLEGARDENか。なるほど。

これは全然聴けます! でもそれはパンクとしてじゃなくて、ポップスとして聴いてます。「いい曲だな」って。いい曲だなって思わせるメロディってあるじゃないですか。

―ああ、これはまさにメロディック・パンク、メロディック・ハードコアって言われるものですからね。 

へぇ~。パンクだったらこっち系が好きです。歌えるパンク、みたいな。……さっきまでの曲ってコーラスありました?

―コーラスというよりも、みんなでシンガロングする感じでしたね。

ああ、だからか。

―これはNOFXと言います。N、O、F、Xと書いてNOFXです。

あ! それ、そうやって読むんだ! 読めなかった。

―わかりますわかります。僕も最初は読めなかったんで。

ノーフィックスとかだと思ってた(笑)。



編集部からのお題 その5
STRANGER THAN FICTION - バッド・レリジョン



あ、この人はちゃんと歌ってるイメージ! ちゃんと歌唱してる。これまでのはセリフっぽかったけど。

―さっきの曲もこれも、僕ら世代の青春です。今の菜緒さんよりもちょっと若い頃、毎日のように聴いてました。

へぇ~。なんか、繰り返しはあるけど、単純すぎないし、どのフレーズもキャッチー。すごく聴きやすくて、ボーカルの声も聴きやすいけど、私はスルーしちゃかも……。もちろん嫌にもならないけれど、「すごくいい!」ともならないかも。

―それ、一番よくない感想ですね!

でも、こういう曲は王道としてヒットするんだろうなって思います。

―そうやって客観的に理解している自分もいるんですね。

いるんですけど、なかなか自分がハマりはしないんだろうなっていう。

―じゃあ、ここにどんな要素があったら好きになりそうですか?

ドラムですかね。どこかでテンポが変わったりしてほしいと思っちゃう。あとは世界観かな! 私は非日常的なのが好きかもしれない。ねちょねちょしてるのとか、日常にはいないし、あれが日常だったらしんどいじゃないですか。ねちょねちょはハリーポッターで修羅場に向かっていく最中みたいなイメージで、こっちは日常です。

―でも、反応としては正しいですよ。等身大ってことですもんね。

そう。これはナチュラルに聴けてしまって、どこか違う場所に行く感じというか、違う世界観に浸る感覚がなくて、そのせいで引っかからないのかな。やっぱり、hideさんとかHYDEさんとかL’Arc-en-Cielって、独特な世界観があるし、等身大で語りかけてくるんじゃなくて、自分たちの世界から話をしているから、そこに憧れを持って勇気づけられるのかもしれない。自分にリンクするっていうよりも、自分からリンクしたいっていう。そうやって背中を押してもらうことが多いのかも。

―そこまで言われちゃったら次の曲、どうしようかなあ。

あはは!

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