評論家メイトランド・マクドナ著『Broken Mirrors/Broken Minds: The Dark Dreams of Dario Argento(原題)』によると、アルジェント監督はアメリカの映画製作会社からハワード・フィリップ・ラヴクラフト原作作品の映画化を持ちかけられていたという。しかし、彼らが作りたいものも、彼が作りたいものも、お互いに理解できなかったため、アルジェントの意識は次第に黒魔術の魔女や不快な容姿の老婦人に向かったのである。アルジェントは超自然的なテーマの作品を作るという考えは気に入っていたし、白雪姫と7人の小人の延長線上にあるストーリーを想定していた。もともとのアイデアは小学校を舞台にしたストーリーだったと彼自身が述べている。「そこでは魔女が先生で、子どもたちを折檻する」と。「みんな、『ああ、あなたってあの映画では白雪姫みたいな存在なのね』と言うの」と、主演のジェシカ・ハーパーも言っていた。