ムーディー・ブルースは50年以上にわたってツアーと楽曲制作を続けている。「サテンの夜」、「チューズデイ・アフターヌーン」、「ゴー・ナウ」といった曲は、クラシックロックのラジオで何十年もかけられているし、彼らが1960年代にプログレッシブ・ロックに重要な貢献をしたことは疑いようのない事実だ。キング・クリムゾンよりずっと前の時代から活躍している。しかし、このバンドが批評家から絶賛されることはなかった。2000年には『Hall of Fame(栄誉の殿堂)』というライブアルバムを発売したが、実際に殿堂入りすることを期待していたのだろうか。その後15年の歳月が流れたが、彼らはいまだ受賞していない。今後も粘り続ければいつかは殿堂入りするだろう。