昨年、ボブ・ディランの音楽に出会う前年の“1964年”をテーマにしたアルバム『浦島64』を発表したあがた森魚。半年という短期間で、その続編となる新作を作り上げた。サウンドプロデュースは前作に続いて窪田晴男。あがた版アメリカンポップス絵巻を繰り広げていた前作に比べ、ディランの衝撃をテーマにした本作では、エレキギターがブルージーに響き渡る。言葉と音を駆使してイマジネーションを音響化するあがたマジックは本作でも炸裂していて、1965年から21世紀、そして、未来までひとっ飛びする大作だ。

RECOMMENDEDおすすめの記事


MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE