ボルチモアのハードコアパンク・バンド、ラングフィッシュのダニエル・ヒグスと、写真家/ミュージシャンの石井文得によるユニットのデビュー作。バンジョーやギター、さまざまな打楽器から生み出される音楽は、アシッドフォークにも通じるミステリアスな空気が漂っている。ふたりの囁くような歌声はおとぎ話の語り手のようであり、フォーキーなアンサンブルから突然、スペイシーな音響空間へとトリップして聴き手を異世界へと誘う。本の表紙のような凝ったアートワークも、彼らの摩訶不思議な音楽の雰囲気にぴったりだ。

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