NYのアヴァン・ロック・バンド、バトルズのメンバーで、バンド脱退後は現代音楽の分野に進出した鬼才、タイヨンダイ・ブラクストン。ソロ3作目となる本作はライヴパフォーマンス用に制作されたもの。パーカッションとエレクトロニクスがぶつかり、時には寄り添って不思議な音響空間を構築していく。現代音楽的な前衛さのなかにテクノやロックのエッジを忍ばせているあたり、同じく現代音楽の作曲家として活躍するジョニー・グリーンウッド(レディオヘッド)やブライス・デスナー(ザ・ナショナル)に通じる感覚があるがより柔軟でモダンなセンスが光っている。

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