ロックの歴史上、彼らほどオルガンの響きを愛したバンドは存在しただろうか? この6人組のデビュー・アルバムでは、ヴィクター・ロドリゲスによる唸りを上げるオルガンのコードが前面に打ち出され、暴れ狂うギター、ベース、ドラムを超え、ヒロイックに叫んでいる。ヴォーカルは濃い音のシチューの中でグツグツいっている音のひとつにすぎない。ここでのリード・シンガーは「オルガン」だ。

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