90年代を彷彿させるジャジー・トラックで掴みはOK。70年代マナーなダンス・トラックからメロウ&シルキーなソウルまで、圧倒的な演奏力で聴かせる好アルバム。キーボーディストとして活躍するSWING-O a.k.a.45の新作は、トリオ編成を軸に、生音にこだわった1枚だ。ここ日本にもこんなに黒いグルーヴがあるんだ! とうれしくなる一方で、3.11以降にこの音楽がどれだけ有効なのか、とも思う。国境を越えられるインストだからこそ、「今の日本」を踏まえた曲を聴いてみたい。

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