MLBオールスター出場の投手、試合中に炎上した人種差別ツイートの内容

Amelia McDonell-Parry | 2018/07/20 15:28

| ミルウォーキー・ブルワーズのジョシュ・ヘイダー投手。今回の一件に関して、ブルワーズは球団として処分を科さないことを決めた(Photo by Patrick Smith/Getty Images) |



ネット上ではこの話題で一時騒然。ヘイダーの悪意に満ちたTwitter歴の噂は、ヘイダーがマウンドへ上がる直前、スタジアムにも広まった。自宅で試合を観戦していた野球ファンたちは、TVの画面を通して球場の観客や他の選手たちのリアクションを目撃。スマホの画面をみて、目を大きく見開き、口をあんぐりする観客の様子は、これまたツイートのネタとして拡散した。ヘイダーの名前入りジャージを脱ぎ始めるファンや、裏返しに着るファンの姿も見られ、MLBやYahoo!でおなじみのスポーツライター、ジェフ・パッサンによれば、「オールスターのレプリカユニフォームを着ていたヘイダーの家族も、名前のない無地のユニフォームに着替えた」とのこと。

過去のツイート問題で窮地に立たされたヘイダーは事態収拾のため、これ以上のリツイートを避けるべくアカウントを閉鎖。だが、そんな場合に備えてスクリーンショットを取るのはいまや常識。案の定SNS上では、憤慨する左派よりの人々からの正論と、擁護派のお決まりのコメント――「彼はまだ子どもだったのよ!」「7年も前のことじゃないか!」――や、「無邪気な白人ぶるのはやめにしたらどうだ」という発言が入り乱れた。

試合後、ヘイダーは報道陣に対し、「7年前の出来事の責任をとるつもりだ」とコメント。



「子どもとして、幼稚だった」と言うヘイダーの口ぶりは、さもNワードを使うのは成長過程のひとつ、とでも言わんばかりだった。「僕の発言は言い訳のしようがありません。僕の発言で大きな騒動を起こしてしまい、心からお詫び申し上げます。当時の発言は、いまの僕の信念とは関係ありません」

「17歳の頃は、だれしも愚かな決断や誤ちを犯すものです」とヘイダーは釈明した。「僕はまだ高校生でした。高校生のときは、誰しもまだ成長の途中です。生活の中から学んでいく時期なのです」

だが、果たして彼は学んだのか? ヘイダー自身は一連の不快なツィートを「ハッキリとは」覚えていないらしいが、Nワードを連発したことについて尋ねられると、彼は即座に、白人の人種差別主義者だけが納得できる言い訳をした。

「あれはラップの歌詞ですよ」

後日、ブルワーズは問題のツイートが過去の投稿であること、またヘイダーは大リーグ機構から研修参加のペナルティーを受けていることから、球団として処分を科さないことに決めた。

ヘイダーおよびガールフレンドはTwitterのアカウントはいまだ閉鎖中だ。

Translated by Akiko Kato

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