1970年にマッキーンはロサンゼルスに引っ越し、シェアラーが在籍していたCredibility Gapという風刺コメディグループに合流した。このグループはその日のニュースを発端にコメディを構築するという手法を取っていた。同じ頃、ゲストはナショナル・ランプーンに合流して、Radio Dinner、Lemmings、That’s Not Funny、That’s Sick! などで活躍していて、ライナーは『All in the Family』のミートヘッド役を演じていた。
マッキーンは1976年にCredibility Gapを脱退し、『ラバーン&シャーリー』のレニー役を得た。シェアラーは映画へ参入し、映画『Real Life(原題)』(1979年日本未公開)の脚本を共同執筆し、『One-Trick Pony』(1980年、日本未公開?)、『The Fish That Saved Pittsburg』(1979年、日本未公開?)『ライト・スタッフ』(1983年、劇場公開)に出演した。『ライト・スタッフ』では宇宙飛行士をリクルートする政府の役人の一人を演じている。また、1979〜1980年シーズンのサタデー・ナイト・ライブのキャストの一人でもあった。一方、1975年にナショナル・ランプーンを離れたゲストは、テレビスペシャル『The Lily Tomlin Special』の脚本を共同執筆して主演も務め、この作品でエミー賞も受賞した。そのあと『Chevy Chase Special』も手がけている。
ゲストが1974年にはナイジェル・タフネルのキャラクターを思い付いたとは言え、彼ら4人がロックの風刺映画を作ろうと話し合うようになったのは1978年だった。当時、ライナー、ゲスト、シェアラー、マッキーンの4人はABCのスペシャル番組『The TV Show』でロックンロールのパロディを作っていて、この番組内でウフルマン・ジャックを真似たライナーがスパイナル・タップというバンドを世界に初めて紹介した。彼らは「Rock and Roll Nightmare」という曲を演奏している。