SNSで大炎上したファーギーのアメリカ国歌斉唱、本人が謝罪を表明

DANIEL KREPS | 2018/02/20 11:17

| NBAオールスター戦で披露されたファーギーのアメリカ国歌斉唱に批判が集中した(Photo by Allen Berezovsky/Getty Images) |

米国現地時間2月18日の夜、ブラック・アイド・ピーズの女性ヴォーカリストとしても知られるファーギーが、NBAオールスター戦の試合前にアメリカ国歌を披露。独自のアレンジを加えたことで、SNSで炎上騒ぎとなった。それに対し、本人が声明を発表した。

艶めかしいファーギー版アメリカ国歌が演奏された2分半、満席のステイプルズ・センターにクスクスと笑い声が起きたとAP通信が報じた。その中にはドレイモンド・グリーンを含むオールスター戦の出場選手も含まれ、彼らはファーギーのパフォーマンス中に笑いを抑えることができなかったという。



ハーフタイムでは、シャキール・オニールがファーギー版国歌を「セクシーだ」と、チャールズ・バークレーは「聴いたらタバコを吸いたくなった」と皮肉たっぷりに感想を述べた。SNSでもファーギー版国歌は嘲笑の的となり、伴奏が事前録音されていたことから、今回のファーギーのパフォーマンスと、マリリン・モンローの有名な大統領へのお誕生日ソングとの類似点まで指摘され、大炎上となってしまった。

国歌斉唱が厳しい非難を浴びたことを受け、ファーギーがTMZに声明文を送り、謝罪を表明した。「どんなときも国歌斉唱させてもらえることを誇らしく思ってきましたが、昨晩はNBAのために何か特別なことをしたいと考えました。アートに関わることはどんなリスクも恐れない私ですが、今回のアレンジは自分が思い描いていたものとは違っていました。私はこの国を愛していますし、嘘偽りなく今回も最善を尽くしました」

ステイプルズ・センターで行われた国歌斉唱が、型破りなアレンジやパフォーマンスで物議を醸したのは、これが初めてではない。2016年4月にロサンゼルス・レイカーズの本拠地ステイプルズ・センターで行われたコービー・ブライアントの引退試合に先立って、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーがベースだけでアメリカ国歌を弾いて披露し、視聴者のひんしゅくを買ったことがあった(この騒動を受けて後にフリーは「俺はへっちゃらだぜ」とコメントした)。

一方、1983年にロサンゼルスのザ・フォーラムで行われたNBAオールスター戦でのマーヴィン・ゲイによる国歌斉唱も、スポーツ・イベント史に残るものだ。このとき、ゲイは彼ならではのR&Bスタイルのアレンジを施して披露し、それまでの国歌斉唱の伝統に革命を起こしたのである。

ニュースサイトThe Undefeatedに、アイザイア・トーマスがゲイの国歌斉唱への感想を次のように述べている。「あの試合の後は、国歌斉唱が話題に上ると、みんな当たり前のようにマーヴィン・ゲイを挙げて『うん、あれが史上最高の国歌斉唱だ』と言う。彼の歌がうまいってだけじゃなくて、魂のレベルで、彼がフォーラムにいる観客全員のあの瞬間の心の内側を捉えて表していたからなんだ。あんなふうに、そこにいる人間全員が自然に斉唱して、我を忘れて身体を動かしている光景を、俺は一度もこの目で見たことがない。それほどまでに美しい瞬間だったんだよ」

Translated by Miki Nakayama

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