「キスゲームを強要」「若い女が好き」...元米大統領、英王子の性的嗜好が裁判資料で明るみに

ダーショウィッツは常連だった

エプスタインは2008年、弁護士のアラン・ダーショウィッツ氏のおかげで「温情司法取引」を勝ち取り、未成年に対する性犯罪での起訴を免れた。ダーショウィッツ氏も公開文書の中で大きく取り上げられている。

エプスタイン宅の身の回りの世話をしていた元スタッフの証言によると、ダーショウィッツ氏はフロリダにあるエプスタイン宅に「足しげく」通い、単独で訪問しては「若い女の子たちをはべらせて」過ごしていたそうだ。またそこでマッサージも受けていたという――エプスタインが性的暴行におよぶ際にたびたび使った手口だ。

ドーシュウィッツ氏はローリングストーン誌に宛てたメールで、妻と一緒に「1990年代に1度だけプロの施術師からマッサージを受けた」ことは認めたが、「エプスタインといる時に女の子の姿を見たことは一度もない」と述べた。5日にはライブストリームで、「免責をいいことに、訴えられる心配がないので虚偽の嫌疑をかける人々がいる」と愚痴を垂れていた。

盗まれたパスポートと「キスゲーム」

裁判文書に記載されている内容から、エプスタインとマックスウェルが周りの女性たちをコントロールするために度を超えた行動に出ていたことが伺える。エプスタインの富豪仲間、グレンとエヴァ・デュビン夫妻の元プライベートマネージャー、リナルド・リッツォ氏の証言によれば、エプスタインが所有する島に向かう道中、マックスウェルは「怯えた」15歳の少女を脅し、「エプスタインとセックスさせるためにパスポートを取り上げた」という。

またリッツォ氏によれば、マックスウェルは弱冠14歳の少女11人を集め、エプスタインのために「一緒にキスゲームをやるよう」指示したそうだ。

ジュフリーさんいわく、レス・ウェクスナー氏との性行為は「3回以上」

ヴィクトリアズ・シークレットやリミテッドなどのCEOを務めたLブランズの創業者は、エプスタインとは旧知の仲で、友人であり、唯一の公認クライアントでもあった。だが9日に公開された無修正版の宣誓陳述書で、ジュフリーさんは2人の間柄がそれ以上だったと述べ、3回以上、おそらくは5回以上ウェクスナー氏とセックスしたと主張している。同氏のためにランジェリーに着替えるようマックスウェルから言われたと述べているが、ブランド名までは覚えていないという。

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from Rolling Stone US

Akiko Kato

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