【2023 イントロ】森敬太、tofubeats、西村ツチカらがおくるトーベヤンソン・ニューヨーク・アワード

・変な名前だし

森:「U-zhaanとスカート、アジフライの聖地イベントに出演」

金子:聖地どこなんですか?

澤部:長崎県松浦市。僕アジフライ苦手だからなーって思ってたんですけど、そこのは意外と食べられましたね。

森:魚食べられないんだっけ?

澤部:そうそう。親父が釣りキチすぎて、すごい量持って帰ってきてガンガンさばくから、見た目も臭いもダメになって。いまだに釣りとかマグロの解体ショーは見られないんですよ。

大臣:じゃあ唐木さん敵じゃん。

澤部:敵ではないですけど……。

森:決して味方ではないというニュアンスだね。魚全般だめなの?

澤部:マグロはポップな魚だから、子供の頃はマグロだけは食べてましたね。いまは無理だけど。

金子:ポップ(笑)。

森:朝一はアジフライ好きそうだね。

金子:好き好き。すごい好き。

大臣:好きそうな顔してるもん。満場一致だよ。

森:ソースで食べる派でしょ。タルタル使わずに。

金子:醤油もいけますよ!

森:はいそうですか。大臣はNG食材なんかある?

大臣:パプリカ煮ですね。

唐木:何それ(笑)。

大臣:小学校の時にトマト煮っていう給食が大好きで。ある日の給食でトマト煮が出たから「おいしい! やっぱ最高だね!」って食べてたんですよ。そしたら横から「これパプリカ煮だよ」って言われて。その瞬間、「パプリカ煮」って言葉の響きが気持ち悪すぎて全部吐いちゃった。

一同:(爆笑)。

森:脳の構造が独自すぎてついてけないよ。

大臣:変な名前の食べ物が苦手なんですよ。

tofu:パプリカ煮、どこも変じゃないですけどね。

大臣:だから、ずんだもあんまり好きじゃないね。変な名前だし。

tofu:ビリヤニはどうですか?

大臣:あー苦手。変な名前だし。食べたことないけど。

森:あとは「うろつく犬を注意した警察官に『じゃあ、お前が飼え』と投げつける」。すごいよね、これ(笑)。

もち:投げつけた人と犬の関係性は?

玉木:飼い主なんだけど、ノーリードでの散歩を注意されたみたい。

森:横スクロールアクションゲームっぽいよね。

金子:ステージ上のもの掴んで投げつける感じがね(笑)。

もち:記事の最後、「犬は兵庫署で当面飼育するという」。

森:しっかり飼ってるじゃん。


・それが俺の体験したまんが日本昔ばなし

森:次、「家庭訪問中に強風 個人情報紛失」。仕方ないよ(笑)。

澤部:まんが日本昔ばなしだよね。おむすびころりんだ。

森:ネズミの穴に入っていっちゃうやつね。世の中のおもしろい話はだいたいこち亀かまんが日本昔ばなしかのどっちかにカテゴライズできるな。

唐木:俺思うんだけど誰の人生にも一度はまんが日本昔ばなしみたいな体験ってあるんじゃないかな。

森:なんなんだよ。そんなに起こるもんじゃないでしょまんが日本昔ばなしなんて。

唐木:むかし働いてた雑誌の編集部がすごい激務だったって話したじゃん。その頃に女性とデートの約束をしてて……。

森:いやいや、おかしいって。女性がキツネだったとかにならない限り、その導入からは昔ばなし無理でしょ(笑)。

唐木:9時にレストランの予約してたんだけど校了前でぜんぜん仕事が片付かないわけ。もうちょっとで出れる、ごめんもうちょい、ってソバ屋みたいなこと言ってるうちに着いたの0時すぎになっちゃって、相手すごい怒ってるところを謝りまくって、とりあえずホテルだけでも行こうって。

森:市原悦子が「唐木は気が急いてしもうた」って。

唐木:そんでラブホ入って、し始めたのはいいんだけど、おれ前の日から徹夜だったからしてる最中に寝落ちしちゃったんだよ。

金子:(市原悦子の声真似で)「スヤスヤと赤子のような寝息が……」。

澤部:(常田富士男の声真似で)「あんころ餅がまるだしじゃあ〜」。

一同:(爆笑)。

唐木:どんだけ寝てたか、そんな長い時間じゃないと思うんだけど、なんか下半身に違和感感じて、ガバッと起きたらちんこが燃えるように熱いの!

一同:(笑)。

唐木:なんらかの皮膚を侵蝕する液体をかけられたみたいで、本当に火がついたみたいに熱いんだよ。

澤部:おちんぽカチカチ山じゃん(笑)。

唐木:やべえ洗い流さなきゃってお風呂に駆け込んだら、ちょうど湯船にお湯が張ってあるのね。これで流せると思ってドボンと飛び込んだら、もう煮えたぎるような熱湯で。

一同:(爆笑)。

唐木:「あちぃー!」って叫んで飛び出て。

森:それあと何回あるの?(笑)。

唐木:「ね、熱湯?」って振り返ってよく見たら、湯船の底に会社のノートパソコンと携帯が沈められてて(笑)。

澤部:ああ腹痛い(笑)。めちゃくちゃおもしろいじゃん(笑)。

唐木:その10秒くらいの間に起きたコンボが、俺の体験したまんが日本昔ばなし。

玉木:書いて大丈夫なんですか?

唐木:大丈夫なわけないでしょ(笑)。

森:絶対書くよ。

金子:風呂から出た唐木さんに石臼落ちてほしかったなー。

唐木:いまとなっては確かめようもないけど、あれ揮発性の匂いがしたしピンク色だったから、多分マニキュアの除光液じゃないかと思うんだよね。それかガソリン。しばらくただれた金玉から薄皮みたいなカサブタが剥がれつづけたよ。

森:剥けた薄皮が山となり……。

tofu:やがて日本列島に……。

大臣:その上に我々の住む街がね。

金子:神話になったよ(笑)。

(そのほかのトピックと2023年度TJNYアワードの発表は、2024年1月3日にWEB記事にて公開予定)

Keita Mori|森敬太
デザイナー/アートディレクター。書籍、CDなどの装丁を多数手がける。2017年、合同会社飛ぶ教室を設立する。Instagram : @m_o0_ri

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