竹野内豊が語る、山田孝之との11年ぶりの共演と制作秘話

――竹野内さんにとって、音楽はどういう存在ですか?

竹野内:なかなか難しいかと思いますが、可能であれば作品の撮影に入る前に劇中曲を聞けたらいいなと思っています。以前、別の作品で劇中に使う曲の一部を撮影期間中にずっと聴いていた時があるんですが、台本上の中だけでは、どう突破すれば良いのか想像もつかない難関のシーンを演じるうえで、何度か助けられた時があるんです。僕自身も1人で考えたいときや集中したいときに音楽を聴くことはあります。それくらい、音楽には理屈抜きにインスピレーションや想定外のパッションが湧いてくるものだと感じています。


Photo=Mitsuru Nishimura

(※実写の映画づくりのプロセスとして、音楽は撮影終了後の編集段階等で挿入されていく場合が多い。ちなみに『ジョーカー』では例外として劇中曲が完成された状態で撮影を行い、ホアキン・フェニックスは楽曲を聞きながら演じたという)

――宮本浩次さんやトータス松本さん等の音楽に元気をもらえると話されていましたが、竹野内さんの音楽ライフについて教えて下さい。

クラシックからパンクロックまで、幅広く何でも聴きます。学生の頃は早く大人になりたくて、カッコつけて一生懸命R&Bやジャズを聴いていましたが、いまはどちらかというとロックのほうが好きかもしれません。宮本さんやトータスさんの詞はストレートに心に突き刺さって聴いていて気持ちがいいですね。

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『唄う六人の女』
2023年10月27日(金)より、TOHOシネマズ日比谷他、全国ロードショー

出演:竹野内豊 山田孝之 / 水川あさみ アオイヤマダ 服部樹咲 萩原みのり 桃果 武田玲奈 大⻄信満植木祥平 下京慶子 鈴木聖奈 津田寛治 白川和子 / 竹中直人
監督・脚本・編集:石橋義正 脚本:大谷洋介音楽:加藤 賢二 坂本 秀一
制作プロダクション:クープ コンチネンタルサーカスピクチャーズ 制作協力:and pictures
配給:ナカチカピクチャーズ/パルコ ©2023「唄う六人の女」製作委員会


Photo=Mitsuru Nishimura
Hair and Make-up = Hiroaki Takenouchi
Styling= Rira Shimoda

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