「ツタロックDIG」出演・reGretGirlが語る、失恋というテーマに縛られない音楽性

ーreGretGirlの結成、活動開始までの経緯を教えてください。

Vo.平部が昔、当時の彼女にフラれたことをキッカケに「いつかバンドで有名になってフッたことを後悔させたい」と思いreGretGirlを結成しました。

ー影響を受けたアーティストや、音楽以外のカルチャーのルーツはいかがでしょうか?


音楽が好きな家庭に生まれ、洋楽が好きな両親の元、ザ・ビートルズやイーグルス、スティービー・ワンダーなどを聴いて育ってきました。reGretGirlが直接的に影響を受けているアーティストはback number、My Hair is Bad、RADWIMPS、クリープハイプ、oasisなどです。音楽以外では、近代文学、太宰治や谷崎潤一郎が好きで、デカダン的な文学からも影響を受けていると思います。

ー「ホワイトアウト」が、reGretGirlの名刺替わりのような楽曲になっていますが、この曲が完成した時はどう思いましたか?

「ホワイトアウト」ができた当初は、まさかこんなに沢山の方に聴いてもらえるとは思っていませんでした(笑)。

ー「My」は楽曲のクオリティー、アレンジなど完成度が高い作品ですよね。何を意識した楽曲だったんでしょう。

当時は初期衝動や、悲恋の怨念がましい世界観を突き詰めていました。

ー最新作『カーテンコール』では、音楽的な軽やかさが増し、ストリングスを使ったりと、メジャー感の強い作品になりました。リリースして約8ヶ月経ちましたが、reGretGirlらしさとはなんだと思いますか?

reGretGirlらしさを意識しすぎないことがらしさなのかなと、『カーテンコール』で思いました。もちろん、「失恋」などの一貫したテーマはあるのですが、楽曲制作にあたり、あまり自分たちにルールを設けないようにしました。

ー恋愛中の不安を歌う「グッドバイ」は、別れに向かいそうな序章が描かれているのですが、ある意味、俯瞰で見ていて、根底には冷めた視点を感じました。バンドが「恋愛」に求めることはどのようなことなんでしょう。

“相手の1番に常になり続ける”ことが僕が恋愛に求めることです。極端な話、僕は恋人の1番になれている実感があれば、相手がどこで誰と何をしていようが嫌悪感や嫉妬心を抱きません。あと、“束縛”はするのもされるのもとても苦手です(笑)。「自分が恋人の選択肢を排除して1番になるより、数ある選択肢の中から1番になり続ける」方が同じ1番でも全く意味の違うものになると思うからです。

Rolling Stone Japan 編集部

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