本日3月31日、幕張メッセ 国際展示場9・10・11ホールで開催中のツタロックフェス2019。MASSIVE STAGEに出演したKEYTALKのクイックレポートをお届け。
「夏とダンス」をテーマに据えた楽曲ならば、KEYTALKの右に出る者はいないのではないか。まだ肌寒い3月末という微妙な季節を、常夏のビーチに変貌させる圧倒的な熱量は半端じゃない。「楽しむ準備はできてますか?」と寺中友将(Vo, Gt)が呼びかけると、KEYTALKは「コースター」で火蓋を切った。寺中と首藤義勝(Vo, Ba)のツイン・ヴォーカル体制により、まずは大人びた声色で聴かせる。
その空気を「パラレル」でも引き継ぎ、じわじわと観客のテンションを上げた後、「もっとお祭り騒ぎして行こうぜ!」と言うと、次は「MATSURI BAYASHI」に突入。首藤のスラップ・ベースが火を吹き、小野武正(Gt, Cho)のキレと華やかさを兼備したギター・フレーズも冴え渡り、観客も両手を上げて大騒ぎする光景が広がる。とにかく、わかりやすくて、キャッチーで、無類のポップ感を帯びたロック・サウンドは底抜けの楽しさだ。曲名通りのお祭り感に場内は沸き上がると、続く「MABOROSHI SUMMER」においても夏の熱風を豪快に吹き付けてくれた。
後半に差し掛かると、5月15日に移籍第一弾シングル「BUBBLE-GUM MAGIC」をリリースすることを告知。「メジャー5年目、次で一皮剥けた大人のKEYTALKを見せつける。僕らの新たな門出を祝福してほしい。これからラストスパート、ダンスする準備はできてますか?」と首藤が煽ると、「MONSTER DANCE」「Summer Venus」と畳み掛け、歌って騒いで踊らせる発汗作用抜群の音像でビシッと締め括ってくれた。
SET LIST
1. コースター
2. パラレル
3. MATSURI BAYASHI
4. MABOROSHI SUMMER
5. Love me
6. YURAMEKI SUMMER
7. MONSTER DANCE
8. Summer Venus