ポール・マッカートニー、カニエとの共同作業を明かす「アルバムをプロデュースさせてくれないかと頼んできた」

2014年、ポール・マッカートニーにアルバムのプロデュースを申し出たカニエ・ウェスト (Photo by Kevin Mazur/WireImage)

ビートルズのポール・マッカートニーが最新インタビューでカニエ・ウェストとの共同作業を振り返った。「すごく丁寧に、このアルバムをプロデュースさせてくれないかと頼んできたんだ」。

ひょっとしたら、カニエ・ウェストが今年(現時点まで)プロデュースした5枚のアルバムのうち1枚が、ポール・マッカートニーのアルバムだったかもしれない。GQ誌の特集インタビューで、ポールは2014年にウェストと一緒に曲作りしていたことを明らかにした。しかもウェストからは、当時はまだ企画段階だったアルバム『エジプト・ステーション』をプロデュースさせてくれないかと申し出があったという。

「すごく丁寧に、このアルバムをプロデュースさせてくれないかと頼んできた」と打ち明けるマッカートニー。「その時、『僕は自分のやりたい方向性が分かってるから、結構だ』と思った。カニエの方向性とは違うってこともね」

結局、ウェストが軽く問い合わせただけで、この話はそれ以上進むことはなかった。だがポール・マッカートニー曰く、そもそもカニエから申し出があったこと自体が驚きだったという。

「僕はこう言った、『すごいね、ワオ』。彼が提案してきたことにびっくりしたんだ。それ以来、この件に関しては一度も話題に上ってない。あれはちょっとした思い付きで、すぐにお流れになった。もちろん僕もじっくり考慮したし、すごくワクワクした。『こいつはすごいぞ、それは確かだ……でも、それは自分がやりたいことだろうか?』そこでふと考えて、『うん、多分ないかな』と思ったんだ」

幸いなことに、カニエとマッカートニーのコラボレーションは、カニエの「オール・デイ」「オンリー・ワン(feat.タイ・ダラー・サイン)」そしてリアーナの「フォー・ファイヴ・セカンズ」という形で実現した。元ビートルズの伝説的シンガーは当時を振り返り、「万が一本気になった場合に備えて」スタジオにベースを持ち込んだと説明しているが、だが、収録した音源はウェストが今後のために「素材倉庫」でキープしているだろうと推測している。

おそらくマッカートニーの読み通りだろうが、とりあえず現時点では、プッシャTの麻薬を歌ったラップの後に、ポール・マッカートニーがアドリブを差し込み、キッド・カディが延々とハミングする楽曲にはお目にかかっていない。

Translated by Akiko Kato

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