ライアン・アダムス、AC/DCとELOにインスパイアされた新作について語る

「まさに目から鱗だったよ。マルチカラーのギターサウンドというものを発見したんだ」彼はそう話す。「音を重ねて複雑なトーンを生み出す方法を知ったんだよ」

「80曲は作ったんじゃないかな。もっとあるかもしれないけど」そう話すライアンだが、プロデューサーにドン・ウォズを迎えて制作された今作には、その中から厳選された12曲が収録されている。「最初から最後まで、一瞬たりともリスナーを退屈させないアルバムを作りたかった」彼はそう話す。「最初は億劫でも徐々にのめり込んでいく、まるでエクササイズのような作品なんだ」

2014年の『ライアン・アダムス』以来オリジナルアルバムこそ発表していないものの、アダムスは昨年にテイラー・スウィフトの『1989』の全曲をフォークロック調でカバーしたアルバムをリリースしている。

今年5月には、彼の出世作となった2000年のデビューアルバム『ハートブレイカー』のボックスセットがリリースされた。同セットにはアルバムのリマスター盤のほか、デモ曲やアウトテイク、ソロで出演したアコースティックライブの未公開映像を収録したDVDが含まれる。

ライアン・アダムス
http://www.sonymusic.co.jp/artist/ryanadams/

Translation by Masaaki Yoshida

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