1987年に解散したハスカー・ドゥのように喧嘩別れしたバンドでは、不和による最初の果実は苦い種を残すものだ。1989年のボブ・モールドのソロ・デビューもその影響を受けた(『Poison Years』を聴けばわかる)が、全体からは希望の光が放たれていた。25周年記念再発盤は、短期で準備し盛り上がった89年のライヴをフィーチャーし、アコースティックで飾り気のない優しさを持つ、往年のハスカーの名曲も収めたアルバムだ。

RECOMMENDEDおすすめの記事


MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE