大学生4人を刺殺、アイダホ州殺人事件の容疑者に死刑が求刑 米

ブライアン・コーバーガー被告(ZACH WILKINSON-POOL/GETTY IMAGE)

検察はブライアン・コーバーガー被告に死刑を求刑するつもりだ。米ワシントン州立大学大学院で犯罪学を学んでいたコーバーガー被告(28歳)は、2022年11月13日にケイリー・コンサルベスさん(当時21歳)、マディソン・モーガンさん(当時21歳)、ザナ・ケルノドルさん(当時20歳)、イーサン・チャピンさん(当時20歳)を学外のアパートで刺殺した罪にとわれている。6週間にわたる捜査の後、被告は12月30日に逮捕され、第1級殺人罪4件と強盗軽罪1件で起訴された。

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検察は26日に提出した裁判資料で、「事実認定者が死刑の可能性も含め、アイダホ州法で規定されているあらゆる懲罰の審議を妨げるのに十分な減刑条件は一切特定されず、また提供もされていないことをふまえ、州検事局は以下の通り通知する」と述べた。「したがって、現在分かっている証拠をすべて考慮した結果、州は死刑求刑の意志通知書を提出するに至った」。

先月、判事は容疑者に代わって無罪答弁を行った。容疑に対する答弁の準備はできているか、と担当判事がコーバーガー被告の弁護人に尋ねると、被告および弁護人は「黙秘する」と弁護人は答えた。このために、判事がコーバーガー被告に代わって「無罪」答弁を行うことになったわけだ。

宣誓供述書によると、犯行現場で発見されたナイフのさやに残されていたDNAから、コーバーガー被告と事件が結びついた。警察は犯行時刻に現場周辺で目撃された重要参考車両からコーバーガー被告にたどり着き、携帯電話のデータから被告が現場付近にいたことを確認。また捜査令状を取って被告の自宅のゴミを回収してDNA鑑定を行った。

4人の学生を狙った計画的殺人は、ほうぼうで世間の注目を集めた。判事は1月に緘口令を出し、弁護士や法当局者、その他事件関係者が裁判以外の場所で事件を口にするのを禁じた。その後6月には、緘口令の対象者が限定されている。

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from Rolling Stone US

Akiko Kato

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