安藤祐輝、初路上ライブからわずか半年で立ったLINE CUBE SHIBUYA

ライブが幕を開けると、安藤はこの日の為に自身で選んだというイエローのセットアップ衣装を身にまとい、爽やかな笑顔でステージに登場。同時に観客はイエローのペンライトを点灯し、安藤のイメージモチーフであるひまわり畑を想像させる幻想的な光景が広がる。ステージ上には一本のスポットライトが照らされ、普段路上ライブでファンに囲まれる安藤とはまた違った、アーティストとしてのオーラを更に引き立てた。



序盤から「皆さん立ってください! タオル持ってる?」と観客を煽り、ボルテージは最高潮に。そんな客席の盛り上がりに、「やばい! 凄い人! みんなありがとう」とマイクを忘れて喋り出すお茶目な一面も見受けられた。「マイクがなくても声が通っちゃうのさ」と、大きな会場に立っても親しみたっぷりだ。

この日は、安藤史上最多となる全17曲を披露。安藤初オリジナル曲となる「追焚」とセカンドオリジナル曲「もしも僕が幽霊だったら」では、切なくしっとりと歌い上げる安藤の姿に観客は酔いしれた。「追焚」は、何気ない日常の中にいる恋人との関係と、お風呂の「おいだき」を重ねた切ない一曲。同じく切ないラブストーリーである「もしも僕が幽霊だったら」は、まるで幽霊のように生きる主人公がどんなに思っていても伝わることはない恋に苦しむ一曲だ。曲の合間には、路上ライブさながらに撮影タイムも設けられた。観客からはシャッターの音が鳴りやまず、安藤がどれほどファンに愛されるのか伝わってくる。

続いて自身の姉の結婚式のために作ったという楽曲「おめでとう」を引っさげ、エピソードを語る場面も。「高校生の時に一緒にカラオケに行った姉から歌がへたくそだと言われて、悔しくて練習して歌が大好きになったのが音楽を始めたきっかけなんです。そのおかげでここに立っています。」と姉に感謝を伝えた。結婚に続き今回は妊娠というおめでたい報告を受け、会場中がハッピーオーラに包まれた。

Rolling Stone Japan 編集部

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