地元オースティンの伝説のブルース・クラブ"アントンズ"で行われた、エモーショナルなライヴ映像が公開。
ゲイリー・クラーク・ジュニアは十代の頃からすでに、ヒューバート・サムリンやパイントップ・パーキンスなどブルースの巨人たちとステージを共にしていた。 本人によるとこうした価値ある経験ができたのも、地元オースティンの伝説のブルース・クラブ"アントンズ"のお陰だという。
「"アントンズ"は僕の土台なんだ」と彼はオースティン・クロニクル誌に語っている。「アントンズのためでなかったら、今こんな事をしていなかったよ」 2015年にアントンズが移転して再開店するのを援助したクラークだが、アーティストたちの特別な場所でのライヴを捉えて放映するTVの長寿番組『ライヴ・フロム・ジ・ アーティスツ・デン』にも格好の機会というわけで、アントンズでの演奏を収録することになった。次頁の最新アルバム『サニー・ボーイ・スリムの物語』 から『コールド・ブラデッド』を演奏するクラークのビデオクリップを見てほしい。彼はスムーズなファルセットと、刺すようなギター・ワークを見せつけてくれる。このエピソードの全編は、PBSで4月29日、この番組のシーズン10の4回目で放映される。