DFAレコードのダンス・パンク・チームの長老の座を射止めたフアン・マクリーンが自身のプロジェクトとしては5年ぶりの新作をリリース。アシッド、テクノ、ハウスを取り入れ、ヒューマン・リーグのように抑えたビートを刻む「Here I Am」から、イタリア的な情熱が込められた「Love Stops Here」まで、DJとしての自分を見つめなおす作品に仕上がった。全体を通してマクリーンの秘密兵器の役割を果たすのは、LCDの元ヴォーカリスト、ナンシー・ワン。氷のような歌い方の彼女だが、「A Place Called Space」では生身の人間だと証明してみせた。

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