今年初めにリリースされたマイク・ハッドレアス(別名:パフューム・ジーニアス)のシングル「Queen」はシアトルのインディ・ポップのアーティストの彼が書いた曲のなかで最も説得力のある曲だ。「My Body」の哀愁はインダストリアルに近く、「I’m a Mother」のピッチの変化は不気味なまでに超現実的だ。自身の不安な気持ちを露わにしながら、パフューム・ジーニアスはこのアルバムを珍しく勝利に満ちた言葉で締めくくっている。別れを嘆いた歌「All Along」で彼はこう歌う“心の奥底では納得できなかった”、そして付け加える“そんな気持ちは嘘だ”。

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