タイトル・トラックは、シンセが輝きダブが揺らめく、まるで砂糖水の津波のような曲に仕上がっている。リーダーのA.C.ニューマンは、この活気に満ちたシンセ・ポップのアルバムを“祝賀アルバム”と断言。しかし、ダン・ベイハーが厭世的なイギリス英語で歌う「War on the East Coast」はといえば、歌詞に溺れる女性についての夢が出てくるような終末讃歌だ。そしてスター揃いのこのバンドではおなじみのことだが、「Marching Orders」を歌うニーコ・ケースはいつものごとく主役の座を奪う勢いを見せている。

RECOMMENDEDおすすめの記事


MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE