アコースティックの要素が非常に強いJ・マキスの新譜。ピアノやカントリー的装飾など、大人になったインディ・ロッカーによるソロ・アルバムの典型的な特徴が楽しめる。ただ音楽が熟成したとはいえ、マシスは永遠に傷つきやすい男の子。ダイナソーJr.のリーダーとして活躍した20数年以上披露し続けたファルセットで、自分の感情を歌い上げる。アルバムを通して研ぎすまされた素晴らしいソロを披露しているが、ハイライトはチャン・マーシャルとのデュエット曲の「ワイドアウェイク」。ラウドな曲だけでなく、静かな曲でも技術を磨いたことを証明している。

RECOMMENDEDおすすめの記事


MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE