90年代に、ダンスミュージック界ではでいち早く多国籍感を取り入れていたベースメント・ジャックス。7作目となる本作でもそのグローバルな姿勢は変わらない。ファースト・ネイション(北米先住民族)のパウワウのシンガー・グループやノーザン・クリーのサンプリングに始まり、パワー・ディーヴァとU.K.ファンキーの創始者たち、ガレージ、ハウス、ヒップ・ホップ、ディスコ、そしてフラメンコやジャングル調トラップなど多様なスタイルを取り入れている。流行ばかり追うシーンと違い、彼らは自分たちがどんなジャンルを拝借しているのか十分に理解している。

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