マイアミのラッパーのリック・ロスは、金ピカのトイレに象徴されるゴージャスで途方もない空想のマスターでありハスラー、そしてドンを演じて今の地位を手にした。そして6枚目のアルバムでは無謀な挑戦をしている。シリアスなアーティストになろうとしているのだ。“重要なラップ・アルバム”になる要素はすべて揃っている。唯一彼に欠けているものは、自慢気な歌詞と、後悔の念を綴った歌詞とのバランスをきちんととる技術だけだ。

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