オアシス再結成がついに実現 UK・アイルランドで2025年にツアー実施へ

Photo by Simon Emmett

長い冬眠期間を経て、オアシスがついに再結成した。解散から15年、リアムとノエルのギャラガー兄弟はどうやら仲違いを解消し、2025年にイギリスとアイルランドでコンサートを開催することを発表した。オアシスは先ほど8月27日午前8時(日本時間午後4時)に『Oasis Live '25』ツアーの日程を発表した。ただし、どのメンバーがギャラガー兄弟に加わるのかは明らかになっていない。

オアシスは2025年夏、カーディフ、マンチェスター、ロンドン、エディンバラ、ダブリンで公演する。プレスリリースによると、これらは来年ヨーロッパで行われる唯一の公演であり、「Oasis Live '25が来年後半にヨーロッパ以外の大陸で行われる計画が進行中である」とのことだ。

オアシスは、業界内の噂とソーシャルメディアの憶測が飛び交う週末を経て(それは偶然にも、オアシスが24年前の2000年にヘッドライナーを務めたレディング・フェスティバルと、デビュー・アルバム『Definitely Maybe』の30周年記念日に重なった)、再結成を正式に認めた。ギャラガー兄弟が15年間の確執に決着をつけ、2025年にイギリスで一連のギグを発表するという報道が出始めたのだ。

似たような噂は何年も前から出回っており、当初リアムはファンからの問い合わせに「俺は何も知らない」など返信し、それらを払拭しようとしているように見えた。しかし、やがて彼のツイートは「"FORMER(元◯◯)"という言葉が好きではない」という単独のメッセージも含め、よりいじらしく、オープンエンドになっていった。

そして8月25日、オアシスの公式アカウントは"27.08.24、8am."(2024年8月24日午前8時:現地時間)というメッセージをツイートした。

オアシスはブリットポップ時代を代表するバンドのひとつであり、20年近くにわたって世界最大のバンドのひとつだった。1991年から2009年までの初期活動期間中、彼らは『Definitely Maybe』や『(What's the Story)Morning Glory?』といった名作を含む7作のアルバムを発表してきた。

しかし、90年代から2000年代にかけてバンドが手にした成功に匹敵するくらい、ノエルとリアムの間には緊張関係が長く続いていた。バンドが解散した後、兄弟はプレスを通じて互いを非難し合い、オアシスが再結成しないのはもう一方のせいだと主張することもしばしばあった。

オアシスが解散して以来、ギャラガー兄弟は各々のプロジェクトに専念している。ノエル・ギャラガー率いるハイ・フライング・バーズは2011年以来4枚のアルバムを発表。一方のリアムは、ビーディ・アイというバンドで2枚のアルバムをリリースしたあと、3枚のソロアルバムを発表し、今年はジョン・スクワイア(ストーン・ローゼズ)とのコラボ作でも話題を集めた。

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From Rolling Stone US.

Translated by Rolling Stone Japan

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