カニエ・ウエスト主催の日曜礼拝、聖歌隊によるニルヴァーナのカバー映像が公開

カニエ・ウエストがサンデー・サービスでニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」をカバー

カニエ・ウエストが主催する教会イベント、“サンデー・サービス(日曜礼拝)”の最新パフォーマンスでウエストの聖歌隊がニルヴァーナの「カム・アズ・ユー・アー」と「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」に高揚感あふれるキリスト教的なタッチを加えた。

白いコスチュームを着た聖歌隊が輪になり、ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』に収録されている「カム・アズ・ユー・アー」のメロディーにあわせて「悔い改めよ/あとは彼に任せよう/キリストが降臨されたのだから」と歌っている。その後、聖歌隊は同楽曲で何度も登場する「メモリア」という言葉を「ハレルヤ」に変えて繰り返す。「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」の「ハローハロー」というリフレインも彼らの手にかかると「ハレルヤ」となり、コーラス部分の歌詞も「輝ける光で我らを照らしたまえ!」となるのだ。

以前、バンドの長袖Tシャツを着ているところを目撃されたこともあるウエストは、誰もが知るところのニルヴァーナファンだ。コートニー・ラブは2019年の初夏に1度、ウエストのサンデー・サービスに参加しており、2018年にはウエストとラッパーのキッド・カディに楽曲「Cudi Montage」でコバーンを描いたドキュメンタリー映画『モンタージュ・オブ・ヘック』のサウンドトラックに収録されているデモ曲「Burn the Rain」をサンプリングする許可も与えている。「あんたが俺のことを好きか嫌いかはさておき、俺は伝説になる」とウエストがかつてインタビューで豪語したことは有名だ。「俺はジム・モリソン、そしてカート・コバーンの再来だ。聖書には20、30、40、50もの人物が登場する。現代の聖書に俺が登場しないなんて、あり得ない。」

2019年1月にサンデー・サービスを開始したウエストは、これまでにノー・ダウトの「ドント・スピーク」などのカバーを披露してきた。4月には、コーチェラ・フェスティバルでも特別なサンデー・サービスを主催している。


聖歌隊によるキリスト教版「カム・アズ・ユー・アー」と「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」

Translated by Shoko Natori

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