ちょうど日本にいる時だ。新聞を読んでたんだ。それは気候変動に関する記事で、よくありがちな、人間はそのことに関して何もしていない、でも全てうまく行くから心配するな。氷山は溶けているかもしれないが、ロンドンでは溶けてないから心配するな、というような内容だった。その記事の中にこんなフレーズがあった。「Despite repeated warnings, they were not listening(繰り返し、警告があったにも関わらず、彼らはそれを聞いていなかった)」。その「Despite repeated warning」というフレーズは、大勢の人たちの気持ちを代弁しているようで、気に入っちゃったんだ。そこでそれをシンボリズムにした曲を書こうと思った。(続く) - ポール・マッカートニー