SHINee、5年ぶりとなる日本アリーナツアースタート 2024年東京ドーム公演も決定

SHINee(Photo by 田中聖太郎写真事務所)

SHINeeが約5年ぶりとなる日本アリーナツアー「SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION]」を9月30日(土)、さいたまスーパーアリーナよりスタートさせた。オフィシャルレポートを掲載する。

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本ツアーは韓国8thフルアルバム『HARD』のリリースに合わせて、6月に韓国・ソウルで行われたコンサートの日本公演となり、11月28日(火)、29日(水)の国立代々木競技場第一体育館まで、全国4都市全8公演が行われる。この約5年、ソロ活動やイベント出演で日本のファンの前に立つことはあったが、SHINeeの単独ライブは2018年2月27日の東京ドーム以来。メンバー全員の兵役やコロナ禍を経て、ようやく“SHINee's back”の瞬間が訪れた。

パールアクアグリーンのペンライトの光で埋め尽くされた会場が暗転すると、観客はすぐに立ち上がって歓声をあげる。「もう待ちきれない」という想いが既に溢れている。そこへKEY、MINHO、TAEMINが登場。UFO型のセットに乗り、天井付近から現れたメンバーに歓喜する観客。TAEMINが「東京! 久しぶりだな」と叫び、1曲目「Chemistry」が始まる。ペンライトの光が波打つ客席を見据えるメンバーの凛とした表情が、メインステージの左右に据えられた巨大モニターに映し出される。大人なラブソングである曲の世界観に合わせているのだが、5年ぶりにSHINeeの姿を目の当たりにする観客のほうは一つひとつの動きに笑顔と歓声が漏れてしまう。


SHINee(Photo by 田中聖太郎写真事務所)

クロス型のセンターステージが上昇&変形して、メンバーが乗るUFOを包み込むように向かい入れる。ステージに降り立ったメンバーは続いて、マイクスタンドを持ち「Dream Girl (Japanese ver.)」をパフォーマンス。

序盤はアップテンポでダンサブルな楽曲を並べ、SHINeeの真骨頂でもある複雑なフォーメーションダンスも多用。アルバム『HARD』からの新曲「Like It」では、センターステージの3方向にメンバーがそれぞれ正面を取り、細かなステップを刻む姿をできるだけ観客の近くで見せる場面などもあった。

最初のMCでは、ここまで楽曲に合わせた表情をキープしていた3人にも一気に笑みがこぼれる。「こんばんは、SHINeeです!」と声を合わせて挨拶したのち、TAEMINは「皆さん、久しぶりです。元気ですか? 僕は元気です。本当に会いたかった!」と思いの丈を叫ぶ。MINHOは「いらっシャイニー」と「いらっしゃい」と「SHINee」をかけた日本語ならではの挨拶に、「久しぶり(笑)」としみじみ。KEYは「こうやってまた皆さんの笑顔をSHINeeとして見ることができてうれしい」と久々の再会を喜んだ。

改めてKEYはタイトルの“PERFECT ILLUMINATION”について説明。「いつも自己紹介の時に『輝くSHINeeです』って言うけど、ここ(ステージ)から輝くことではなく、皆さんと一緒に輝く光を作りたいなと思って。ペンライトだけの話ではなくて、歌ってくれたり、踊ってくれたりすることが全部、光」とファンと共にライブを作りたいという想いを伝える。そのタイトルを実現する、ステージと客席が一体となったライブがここからさらに加速していく。

次のブロックでは曲ごとに効果的な演出を施し、SHINeeの持つ多彩な魅力を際立たせていく。イスを使ったパフォーマンスを、センターステージを回転させてさまざま角度から楽しめるように披露された「Good Evening」では、観客のコールと手拍子も合わさって最高の一体感が生まれる。激しいレーザーの光と炎の特効が交錯した「Body Rhythm」では、MINHOが花道を歩きながら上着を脱ぎ捨てて鍛えられた上腕を見せつける場面もあり、体のしなやかさを強調するセクシーなダンスで会場の熱をさらに上昇させる。続くアルバム『HARD』からの新曲「JUICE」は、一転して力強さをアピール。重いリズムに乗せたヒップホップダンスナンバーで会場を揺らした。

Rolling Stone Japan 編集部

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