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トロイ・シヴァン、Gap Fall 2024グローバルキャンペーンに出演 「自分の好きなことが見つかった」ダンスとの出会いを語る
10代にしてYouTubeスターとなり自身のセクシャリティをカミングアウトし、シンガーとして俳優として、ジャンルを超えスターダムを駆け上がったトロイ・シヴァン。発表する楽曲やMVは話題をさらい、グラミー賞ノミネートされるポップ界の寵児となった。今年55周年を迎えるアメリカのカジュアルファッションブランドである「Gap」が、FALL 2024グローバルキャンペーン「Get loose.（心おどるままに。）」を発表。トロイ・シヴァンを起用し、ダンスと音楽でルーズフィットデニムの魅力を表現した。本作のキャンペーン出演、ダンス、ファッション、そして今秋からのチャーリー・XCXとの共同ツアーについて、トロイ・シヴァンにきいた。
1969年にサンフランシスコで設立されたGap。創業当初は、デニムとレコード、カセットテープを取り扱うという当時では画期的な店舗として誕生。以来、既成概念にとらわれないアメリカのカジュアルファッションの代表的ブランドとなった。
今年55周年を迎えるGapは、FALL 2024グローバルキャンペーンにトロイ・シヴァンを起用。「RUSH」のミュージックビデオでも共演したコレオグラファーのセルジオ・レイスとダンスグループのCDKカンパニーと再共演し、サンダーキャットの大ヒット曲 「Funny Thing」で合わせたキャンペーンムービーを制作。バギーやルーズフィットのデニムを履いたダンサーたちが、自由な動きとそれぞれのスタイルをインスパイアする作品に仕上がった。
「この秋、私たちはGapデニムにおける55年のヘリテージを祝い、自己表現を可能にするLooseスタイル（心おどるスタイル）のコレクションを発表します」とGapプレジデント兼CEOのマーク・ブライトバードが語るように、Gapデニムの55年、そしてこれからのGapを表現する映像の完成を祝い、トロイ・シヴァンにインタビューを敢行。丁寧にそして温かいメッセージを日本の皆に送ってくれた。
RSJ：2018年、アルバム『Bloom』でのRolling Stone誌のインタビューで、当時シアターツアーを前にダンスの特訓中で、「最初のうちは、そうだな、2時間ぐらいただひたすら動きまわるだけだったよ」と話していました。あれから4年、「RUSH」のMVではとてもかっこいいダンスを見せてくれました。そして、今回「RUSH」のSergio Reisと再びタッグを組み、このGapの映像が誕生しました。本作のSergio Reisとコラボレーションはどうでしたか？ 非常に力強い振り付けで、コンビネーションの部分もとても美しかったです。今回の「ダンス」についてはどうでしたか？
トロイ・シヴァン：
僕は昨年セルジオに出会うまで、真剣にダンスをしたことがなかったけど、ダンスやムーブメント全般に対する考え方が完全に変わったんだ。
セルジオは先見の明があって、その才能とアプローチにおいて唯一無二の存在。彼は信じられないようなアーティストで、彼に出会えて、そして一緒にこの素晴らしい仕事ができたことをとてもとても幸運に思っているよ。
そして、今、ダンスとムーブメントの力を本当の意味で理解し始めたところで、セルジオのおかげでとても心地よく、新しい方法でパフォーマンスに触れることができたよ。
僕たちはただ、本当に快適な環境で探求を始めたんだ。人生のこの時期に、自分がとても好きなものを発見できたことは、非常に素晴らしいことだと感じている。僕は、自由に感じるように、そして自分の内面と自分の身体に触れるような方法でダンスに取り組んできたんだ。
RSJ：本作の撮影での印象深いエピソードなどありましたか？
トロイ・シヴァン：
Gapチームと一緒に撮影した一日はとても刺激的だったし、才能あふれるCDKダンサーたちに囲まれて、みんな本当に素晴らしくて優しかった。とにかく楽しかったよ。セルジオとの仕事の要素が商業的な空間に反映されるのを見るのが好きでした。
RSJ：「One Of Your Girls」のMVでは、あなたの美しい姿に驚きドキッとしました。また、冒頭の“Everybody loves you baby”という歌詞がとても響きました。自身のスタイルを貫きつつも、いろいろなファッションを楽しんでおりますが、今回のGapのLoose Denimスタイリングはどうでしたか？ また、好きなデニムのスタイルも教えてください。
トロイ・シヴァン：
優しい言葉をありがとう。ルーズフィットで履き心地のいいデニムが好きなんだ。ステージに立つとき以外は、Tシャツにデニム姿の僕をよく見たことがあると思うよ。良いデニムは親友のようなもので、ワードローブの中にあるクラシックでクールな永遠の定番みたいなものだと思う。
RSJ：本作では「90s loose デニム」を着用しましたが、90年代生まれのあなたにとって、いわゆる90年代のカルチャーやファッションについての思い出や印象ってどんなものでしたか？
トロイ・シヴァン：
意識し始めたのは2000年代前半で、頭の中にはすぐに当時のポップ・アイコンが浮かぶよ。ブリトニー、ジャネット、マドンナ、マイケルかな。ファッションに関しては、10歳のときに髪型をフロストチップにしたんだけど、その時のトレンド風だったね。
RSJ：今回のキャンペーンは「Gapデニムにおける55年のヘリテージ」を祝うものですが、あなたにとってのGapの思い出のエピソードは？
トロイ・シヴァン：
Gapは本当に、本当に長い間、クールであり続けてきたよね。Gapは、あらゆるものを快適でクリーンに見せてくれるし、僕はGapの現在進行形のクリエイティブストーリーの一部になれたことをとても光栄に思っているよ。
RSJ：この秋からCharli XCXとの共同ツアーが開始されますが、どんなツアーになりそうですか？
トロイ・シヴァン：
本当に汗だくになるぐらい楽しくなると思う。ツアーのエネルギーがどんなものかを想像して、それを3倍にするよ！
RSJ：2018年のアルバム『Bloom』の時に日本でライブを行いました。（日本にまた来てほしいです！）日本で好きな場所などがあれば、教えてください。また、いつか日本でいってみたい場所はありますか？
トロイ・シヴァン：
日本が大好きで、また訪れるのが待ちきれない。今のところ、東京とフジロックフェスティバルで訪れた地方しか行ったことがないから、もっと日本を見てみたいよ。
RSJ：ライブツアーとは別に、これからの音楽制作について教えてください。
トロイ・シヴァン：
これからの音楽制作にとても前向きで、わくわくしているんだ。今は創造的な勢いを感じていて、そのすべてを新しい音楽に注ぎ込みたいと思っているよ。携帯電話に常にちょっとしたメモやアイデアを入れているよ。
RSJ：本作は「自己表現を可能にするloose（ルーズ）なスタイルのコレクション」というテーマの映像でした。「自己表現がうまくできない」「自分に自信がない」など色々と悩みを抱えている人へ、最後にメッセージをお願いします。
トロイ・シヴァン：
僕の人生を通して、何度も何度も気づかされたことは、“自分に正直でいる”ことがとても大切だということ。
人は弱さや正直さが本物であれば、それに反応するものだと思うんだ。
トロイ・シヴァンが出演する2024グローバルキャンペーンは、日本時間2024年9月3日（火）にローンチ。全国のGapストアと公式オンラインストアではFALLデニムコレクションが絶賛発売中。また、Gapとトロイ・シヴァンがコラボレーションした店内プレイリスト（Spotifyでも配信）を作成するとのこと。ぜひ、ショップに足を運んでみて。
